
先週からダートの新馬戦が始まり、バリエーション豊かになってきた若駒たちの戦い。今年のダービートレーナー、美浦・堀宣行厩舎からは、早くも3頭目の勝ち馬が誕生するなど、来年のクラシック戦線でも、引き続き注目していきたいところだ。
今回は先週の2歳戦の結果を踏まえ、注目馬をピックアップして分析する。
◆【POG2023-2024】ダ短距離にキラリ素質馬 次走・函館2歳S予定のゼルトザームは「芝OK」
■アマンテビアンコ
評価:★★★★☆牡 (美)宮田敬介父:ヘニーヒューズ 母:ユキチャン短評:17日東京2歳新馬(ダ1400m)に出走。注目の白毛馬が順当に勝ち上がった。五分のスタートから道中は中団の外めを追走。やや促しながらの追走で、エンジンがかかるまで時間を要したが、長く良い脚を使って鮮やかな差し切り勝ちを決めた。今回はやや距離が短かった印象。もう少し長い距離が合いそうで、持続性のある脚も大きな武器となりそうだ。血統面から、ダートが主戦場になるだろう。来年から始まるダート三冠路線の主役候補だ。
◆【POG2023-2024】堀厩舎3頭目の新馬勝ちは「星3」 逃げ切りボルケーノは「次走が試金石」
◆【POG2023-2024】鮮やか差し切りVのサトノアラジン産駒 完成度高いレディントンは「星3」
◆【宝塚記念2023予想/危険な人気馬】GI連勝を狙う人気の4歳馬は“消し” 「馬券内率わずか5%の事実」
▼【新馬戦】6月17日 東京6R:メイクデビュー東京
著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。