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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は前回21日(日本時間22日)、本拠地でのロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板、7回101球5安打1失点12奪三振の快投ながら0-2で敗れ今季3敗目を喫した。
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■「これで三振を取れる」とイメージ
好投報われず7勝目とはならなかったものの、試合後の大谷はどこかさばさばむしろ上機嫌のようにさえ見えた。これは自身では納得の12奪三振投球だったからのようだ。
大谷は試合後のインタビューで「“投げ心地”は今日のほうがダントツでよかったと思いますし、“投げ心地”がよかったので、まっすぐを多めに投げたという感じですかね」とその心境を明かした。
シーズン序盤スイーパーを多投していた大谷は、この試合前まで今季の投球割合は、スイーパー37.3%、ストレート30%、カットボール14.9%だったが、このドジャーズ戦ではストレートが50%、カットボールが29%、スイーパーが12%とまったく異なる配球をしていた。ストライク率もこの試合前まではストライクが64%、ボールは36%だったのに対し、この日はストライク率が76.2%と急上昇。
さらに大谷は「セット(ポジション)の段階で、例えば2ストライクに追い込んだあとに『これで三振を取れる』というようなイメージが湧きやすかった。セットの段階で今日は良かったと思います。狙ったところに行きそうな雰囲気は持っていたので…」と、これまでと異なる“ゾーン”に入ったかのように語っていた。
さて27日(同28日)はそのドジャース戦以来の先発登板。この“ゾーン”の再降臨で、ぜひ7勝目を決めてほしいところだ。
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文●SPREAD編集部