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MLBは3日(日本時間4日)、6月の月間最優秀選手を発表した。ア・リーグ部門では、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が受賞。
今季2度目の週間最優秀選手にも同時選出され、記録づくめの一カ月を締めくくった。
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■6月は死角なし、打撃3部門で自身最高の一カ月
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大谷翔平6月月間コース別打率(C)MLB
大谷は6月27試合に出場し、打率.394、15本塁打、29打点、OPS1.444という圧倒的な成績で、自身3度目の月間MVPを受賞。月間15本塁打は日本人選手最多記録を更新、ア・リーグではベーブ・ルースらに次いで4人目の記録となった。
さらに、大谷は日本人選手最多6度目の週間MVPも同時受賞。7試合で打率.417、6本塁打、7打点、OPS1.783と、こちらも非の打ち所がない数字が並ぶ。現在打撃3部門で、本塁打トップ、打率5位、打点2位、全てがタイトル獲得の射程圏内だ。
これには本人も「打撃面はいい状態、ベストに近いんじゃないかと思います」と珍しく自画自賛している。
月間のコース別打率を見ても、おおよそホームランバッターとは思えないような高打率で埋め尽くされている。昨季課題だった、アウトコースもほぼ攻略。果たして、この勢いはどこまで続くのか。
なお、ナ・リーグ月間最優秀選手には、今季絶好調アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が選ばれた。投手部門では、ボストン・レッドソックスの左腕ジェームス・パクストンと、サンディエゴ・パドレスのブレイク・スネルが受賞。
また、新人部門は、ボルティモア・オリオールズのガーナー・ヘンダーソンと、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの新星コービン・キャロル。救援部門では、オリオールズのフェリックス・バティスタと、フィラデルフィア・フィリーズのクレイグ・キンブレルが、それぞれ選出されている。
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文●SPREAD編集部