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11日から、京セラドーム大阪で2試合、ほっともっとフィールド神戸で1試合、オリックスバファローズ対千葉ロッテマリーンズの首位攻防3連戦が行われる。
パ・リーグ首位オリックスは2連勝中で貯金「14」、対する2位ロッテは5連勝中の貯金「11」。今季の対戦成績は、オリックスが5勝4敗1分けとわずかにリード。両チームゲーム差「1.5」で、オールスター前最後の直接対決を迎える。
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■過去3度の投げ合いは佐々木に軍配
オリックス注目は、今カードで先発予定の宮城大弥だ。
今季は12試合に先発して6勝3敗、防御率2.55。2年連続で2ケタ勝利を挙げている左腕は、今季も開幕4連勝スタートを切り、順調に勝ち星を積み重ねている。ロッテ戦では今季3試合で1勝負けなし、防御率0.79と好相性。6月27日の対戦では、勝敗付かずも8回を3安打8奪三振無失点に抑える好投だった。
対するロッテは、エースの佐々木朗希に期待したい。
今季11試合に先発して6勝2敗、防御率1.50。開幕3連勝スタート後、右手中指マメの影響で登板間隔が空いたが、復帰後6試合を3勝2敗とまずまずの投球を続けている。今季オリックス戦には3試合登板し1勝負けなし、防御率1.29。6月27日の対戦では宮城と投げ合い、こちらも勝敗は付かずも、7回5安打10奪三振無失点と抜群の存在感を見せた。
両者は、高校時代U-18日本代表でチームメートとなり意気投合。今年3月のWBCでも侍ジャパンのメンバーとして共闘した。両者の直接対決は過去3度あり、佐々木が完全試合達成試合を含めて2勝1分け。今カードでも投げ合えば今季2度目、通算4度目の対決となる。
前半戦最後の首位攻防戦で「宮城vs.佐々木」、注目の投げ合いが実現するか。
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提供●Baseball Times