
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が11日(日本時間12日)、オールスターゲーム恒例のレッドカーペットショーに参加。グレーのスーツにネクタイを締め、全体トップで登場し、大きな声援を浴びた。
同イベントでは『MLBネットワーク』のインタビューも行われ、大谷はシーズン後半戦へ向けて、ア・リーグ本塁打記録の62本超えを狙うと宣言した。
◆【実際の映像】大谷翔平、ジャッジの62本超えに「塗り替えたい気持ちはもちろんあるけど健康第一」と謙虚に回答 インタビュアーも「さすがスーパースター」と脱帽
■去就については「分からない」と苦笑

MLBオールスター2023に出場した大谷翔平 (C) Getty Images
シアトル・マリナーズの本拠地Tモバイル・パークで行われたオールスターゲーム2023。試合を前に球宴恒例のレッドカーペットショーが行われ、大谷は水原一平通訳とともに全体トップで登場。21年から3年連続の参加とあって、終始リラックスした表情を見せていた。
同会場ではインタビューも行われ、「シアトルといえばケン・グリフィーJr.が有名だけど、彼のプレーなどは見ていたか」と問われると、「いっぱい見ていた。試合も見ていたし、打ち方がかっこいいと思って、(フォームを)真似した」と返答。開催地のレジェンドにまつわる思い出も披露した。
続けて「来季のレッドカーペットでは(エンゼルスとは)違うユニフォームを着ているのか」という際どい質問も飛び、これには「分からない」と苦笑いするしかなかった。また、15本塁打を放つなど打撃好調だった6月については「感覚が良かったというのはあったが、ヒットがホームランになっている割合が単に高かった。たまたま、そうなったんじゃないか」と振り返った。
■WBC出場に「マイナスのイメージない」
そのほか、質問はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも及び、インタビュアーから「WBCに出た選手はシーズンが始まってもなかなか調子が上がらなかった。しかしショウヘイは違った。逆にWBC優勝で勢いが出たというのはあったのか」と聞かれると、「早い段階で出力の高いゲームができたことはプラスだったかもしれない。WBCに出た選手はシーズンであまり活躍できないみたいなことも言われたりしていたので、なおさら頑張りたいと思っていた。あまりマイナスのイメージはなかった」とした。

ヤンキースのアーロン・ジャッジ (C) Getty Images
昨季アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が61年ぶりに更新したア・リーグ記録の62本塁打。後半戦へ向けて、大谷にはこの数字を超えることも期待されており「シーズン最多本塁打に挑戦するか」と振られると、「(記録を)塗り替えたいなという気持ちはもちろんある。まずは健康で1シーズンを終えたいというのがあるので、そこが一番かなと思う」と意欲は隠さなかった。大谷とジャッジの一騎打ちとなった昨季MVP争い。リーグ新記録樹立という歴史的偉業が決め手となり、結果はジャッジに軍配があがった。しかし、大谷は今季ジャッジ超えとなる63本塁打以上を放ち、MVPを取り戻すつもりだ。
◆大谷翔平、球宴での一番の楽しみと体調管理について現地メディアに回答 二刀流大車輪の秘訣とは…
◆大谷翔平がメディアデーで語った“いつもの1日” 「朝ご飯食べてすぐに寝ますね」
◆大谷翔平、現地「シアトルへ来て」の声援に「複雑な気持ち」と心境吐露 その背後にゲレーロJr.の影
文●SPREAD編集部
"Of course I would like to break the (AL home run) record…"
Shohei Ohtani recaps his historic first half for the @Angels and more on the @TMobile Red Carpet! pic.twitter.com/c13peO0LCE
— MLB Network (@MLBNetwork) July 11, 2023