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15日から、横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープの3連戦が行われる。DeNAは貯金「8」のセ・リーグ2位で、広島は貯金「6」の3位。今季の対戦成績は、6勝6敗の5分。
前半戦最終カードは、ゲーム差「1」のAクラス対決となる。
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■サイヤング賞右腕がいよいよ本領発揮
DeNA注目は、オールスターに「プラスワン投票」で選出されたトレバー・バウアーだ。
今季ここまで11試合に先発して6勝2敗、防御率3.67。5月に大量失点を喫した試合が2試合あったが、6月は4戦4勝、防御率2.08の好成績で月間MVPを受賞。三浦大輔監督が、バウアーを17日の第3戦に起用すると明言。前回12日の阪神戦(7回1/3を6安打4失点)から中4日となるマウンドで、元サイ・ヤング賞右腕の実力を見せられるか、期待が高まる。
対する広島は、松山竜平に注目したい。
プロ16年目の37歳で、勝負強いバッティングが魅力。今季も役割的には「代打の切り札」だが、好調の4番打者・西川龍馬が11日の試合でわき腹を痛めて登録抹消。13日には、松山が4番に座り5打数2安打1打点と結果を残した。バウアーとの対戦は今季1度のみ。5月3日の来日初登板試合に代打で登場し、空振り三振に倒れている。前回の雪辱を果たせるか。
順位変動もあり得る、注目の3連戦。いい形で後半戦に繋げるためにも重要な戦いになる。その中でも、17日の第3戦で対戦が予想される「バウアーvs松山」の行方は、チームの勝敗を大きく左右しそうだ。
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提供●Baseball Times