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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、17日(日本時間18日)本拠地で行われるニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」でスタメン出場する。
大谷はヒューストン・アストロズ戦で9回裏に連日の一発を放つなど、その勢いはとどまることを知らない。一方、大谷が活躍すれば活躍するほど加熱するのが、日本時間8月2日午前7時にデッドラインを迎えるトレードにまつわる話題だ。
◆大谷翔平のトレードがあるなら「ニューヨーク・ヤンキース」、ESPN記者が力説 米メディアはすでに打順発表
■ドジャースへのトレードはなし
米スポーツ専門局『ESNP』は16日(同17日)、”Let’s Talk About Why Shohei Ohtani Needs to be Traded” (大谷翔平がトレードされるべき理由について語ろう)という3時間にわたる特番をオンエア。エンゼルス・ファンからそっぽを向かれた。
一方で同局の記者は、「もしエンゼルスが大谷をトレードするなら」とし、大谷のトレード先としてニューヨーク・ヤンキースを最有力候補に挙げた。
『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者が17日(同18日)にもたらした最新の情報によれば、エンゼルスのアート・モレノ・オーナーの意向により同地域のライバルチーム、ロサンゼルス・ドジャースへのトレード確率は「ゼロ」とのこと。トレードに限って言えば、サンフランシスコ・ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレスも同オーナーが首を縦に振らないという。
同記者によるとエンゼルスが大谷をトレードする確率は「25%」と具体的な数字を挙げており、シーズン中は大谷がロサンゼルスにとどまる確率が高いという見方を示した。ただし、シーズンオフにエンゼルスがフリーエージェントとなる大谷と再契約できる可能性はわずか「5から10%」と見ており、『FOX Sports』の大谷大好きアナリスト、ベン・バーランダー氏が推すように「痛みをともなう」決断をする時が迫っているのかもしれない。
情報を総合すると、大谷はトレードでヤンキースへ。オフにはFAでドジャースへ…というシナリオが最有力なのだろうか。
ただ、もし本当に東海岸のチームに大谷が所属するとなると、試合は日本時間未明となり、日本のファンにとって観戦は難しくなる。今は固唾を飲んで見守るしかない。
◆米メディアESPNが大谷翔平のトレードについて3時間の特番を放送 エ軍ファンは「見られなくて幸運」とそっぽ
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文●SPREAD編集部