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先週は、世代最初の重賞、函館2歳Sが行われ、10番人気の伏兵ゼルトザームが制覇し、重賞一番乗りを果たした。また、福島では、新種牡馬ロジャーバローズ産駒が初勝利をマーク、美浦・奥平雅士厩舎が、新馬戦2連勝を飾るなど、トピックの多い2日間だった。
今回は先週の2歳戦(芝・ダート)の結果を踏まえ、東西の注目すべき4頭をピックアップして分析する。
◆【POG2023-2024】函館2歳S制覇のゼルトザームに星4評価 「予告どおり芝でも通用」
■ステラスプレンダー
★★★☆☆牝 (栗)石坂公一父:ロードカナロア 母:スクールミストレス短評:15日中京2歳新馬牝(芝1400m)に出走。大外枠から好スタートを決め、道中は先団グループの外めを追走。3~4コーナーで外めから早めに進出し、直線入り口で先頭に立つと、上がり最速の伸び脚で後続を突き放し、4馬身差の快勝劇。物見をしたり、最後はソラを使ったり、まだ幼さの残る現状だが、成長してくれば距離が伸びても対応できそうで、クラシック路線での活躍を期待したいところだ。
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著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。