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女子ゴルフの国内第20戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡県・ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ/6540ヤード、パー72)は21日、第2ラウンドが行われ、小滝水音が7バーディ、ノーボギーの65で回り、通算12アンダーで単独首位に浮上した。1打差11アンダー2位に吉田優利。2打差10アンダー3位タイに後藤未有、菅沼菜々、永峰咲希の3人がつけた。
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■伏兵・小滝がベストスコアで抜け出す
暑さの中、各選手がバーディ合戦を繰り広げた2日目。カットラインが4アンダーというハイレベルな伸ばし合いの展開となった。
首位と2打差5アンダー7位タイから出た小滝は、午前アウト・スタート。4番、5番連続バーディの後、8番パー3でも決めて前半3つ伸ばして折り返す。インに入って12番、14番、15番、17番とバーディを重ね、ボギーフリーという見事なラウンド。この日のベストスコア7アンダーで、一気に単独首位に躍り出た。
午前イン・スタートの吉田と後藤は同じ組でのラウンド。7アンダー首位タイで出た吉田は、1イーグル、4バーディ、2ボギーの68。首位と1打差6アンダー3位タイから出た後藤は、4バーディ、ノーボギーの68。ともにこの日4つスコアを伸ばし、好位置をキープした。
午後スタート組で上位との差を詰めたのが菅沼と永峰。
トップと2打差5アンダー7位タイから出た菅沼は、3番でベタピンにつけ、タップインのバーディ。5番もワンピンからバーディ。7番ボギーとしたが、8番で14~15メートルの長いバーディパットを沈めると、11番まで4連続バーディ。13番では菅沼の代名詞であるチップイン・バーディを決め、2位タイまで順位を上げた。その後、パーでしのいできたものの、最終18番は悔しいボギーで終わった。
首位と3打差4アンダー17位タイで出た永峰は、この日6バーディ、ボギーフリーのラウンド。ショットに冴えを見せ、安定したゴルフが光った。
3位タイまでの選手のうち、黄金世代の小滝、プラチナ世代の後藤、はざま世代の菅沼は、いずれも初優勝をかけて決勝ラウンドに挑む。明日は曇りだが、気温は引き続き高く、暑さの中での戦いとなる。ムービングデーの3日目、抜け出すのは誰か。
■主な上位選手順位
上位選手の主な順位は以下の通り。
1位/12アンダー/小滝水音2位/11アンダー/吉田優利3位タイ/10アンダー/後藤未有、永峰咲希、菅沼菜々6位タイ/9アンダー/仁井優花、山下美夢有
佐久間朱莉、岩井明愛、小祝さくら、藤田さいき、阿部未悠、安田祐香、福田真未は8アンダー8位タイ。川岸史果、山内日菜子、竹田麗央、高橋彩華、岩井千怜は7アンダー21位タイ。堀琴音、鶴岡果恋は6アンダー30位タイ。吉本ひかる、稲見萌寧は5アンダー37位タイにつけている。
有力選手のうち、桑木志帆、ささきしょうこ、金澤志奈、川﨑春花、青木瀬令奈、ホステスプロの渡邉彩香、木村彩子、野澤真央、穴井詩、佐藤心結、金田久美子は予選落ちとなった。
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文●河野道久
今日7つスコアを伸ばし、暫定首位でホールアウトした #小滝水音 選手にインタビュー🎤#JLPGA pic.twitter.com/AXgJTcK8VI
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) July 21, 2023