
セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバーは22日(日本時間23日)、敵地で行われたシカゴ・カブス戦に「1番中堅」で先発出場。初回の第1打席に初球を弾き第7号ソロを放った。
◆【実際の映像】ラーズ・ヌートバー初球先制本塁打 実況も「ホーリー・カウ、なんて幕開けだ」と驚愕
■ナショナルズ戦以来の一発
まさに試合開始直後だった。カブス先発マイケル・フルマーがプレーボールの声とともに投じた初球152キロのストレートを弾き返すと打球は左翼スタンドへ。14日(同15日)以来となる先制第7号ソロを叩き込んだ。
ヌートバーはこの後も第2打席に二塁打、第4打席もセンター前に弾き返し4打数3安打1打点1四球の活躍を見せた。
しかし試合はカブスのものだった。5-6とカージナル・リードで迎えた6回裏満塁からコーディー・ベリンジャーの右前打で逆転すると、続く鈴木誠也の左前適時打で8-6と突き放した。
鈴木はこの日、ヌートバーに負けじとばかりに猛打賞。第1打席は中飛、第2打席は空振りの三振に倒れたものの、第3打席に中前適時打、第4打席もこの左前打でダメ押しとし、第5打席も三塁への内野安打、5打数3安打2打点とチーム快勝に貢献した。
ヌートバーは先制弾でも脚光を浴びたが、もっとも話題となったのは7回裏二死一、二塁から、ベリンジャーが放った大飛球への守備。ヌートバーはこれにいち早く反応し、ライト寄りに走り出したが目測を誤ったのか一転、レフト側へ反転、打球に飛びついた。
抜けていればカブスの大量リードで試合が決まっていた好プレー。これには打ったベリンジャーも呆然。取ったヌートバーは苦笑い。このプレーを米分析サイト『Codify』が「ヌートバーのファンシーなダンス」SNSに投稿。むしろ先制弾よりも再生数を稼いだ。
試合では鈴木に軍配が挙がったものの、SNSでの話題はヌートバーがさらった模様だ。
◆【実際の映像】分析サイトが「ラーズ・ヌートバーのファンシー・フットワーク」と形容した7回の華麗な? 好プレー
◆ラーズ・ヌートバーが先頭打者弾、復帰後初アーチでお目覚め“ペッパー・ミル”披露 実況も「完璧なスイング」と称賛
◆ラーズ・ヌートバーの復帰戦、レーザービーム即発動で三塁補殺 指揮官は「外野を引き締めた」と起用意図を示唆
文●SPREAD編集部
First pitch HR for Lars Nootbar 🔥 pic.twitter.com/GXm4QTrkwN
— Action Network MLB (@ActionNetMLB) July 22, 2023
Lars Nootbaar, Fancy Footwork pic.twitter.com/qk7JIBf17y
— Codify (@CodifyBaseball) July 22, 2023