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■カワキタレブリー
前走・エプソムCは久々の重賞が初距離。発馬を決め道中は力むことなく中団を追走、4角では勝ち馬と同じ位置いたが、直線ではパタリと止まった。明らかに距離が長く、これに芝が剥がれたタフな馬場も影響した感がある。
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2走前の湘南Sでは大外一気の末脚で完勝。東京芝1600mの勝ち時計1分33秒6は当日のNHKマイルCより0秒2速く、例年、高速決着となる関屋記念はこの馬本来のスピードを活かすには格好の舞台となる。昨年、しんがり人気で激走したNHKマイルC3着を含む【3.1.2.3】と、高い適性を誇る左回りのマイルなら一発の再現があってもいい。
前走後は間隔を開けて立て直し、1週前には栗東CWコースでビッシリと追われ好時計をマーク。前走マイナス12キロと減った馬体も回復したようで、巻き返しの態勢は整った。適条件に戻る昨年のGI3着馬がこの人気なら、相手に入れておいて損はない。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。