ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は7日（日本時間8日）、本拠地でのクリーブランド・ガーディアンズ戦を欠場した。
4日（同5日）の試合前に右脇腹を負傷し4戦連続出場なし。チームは最終回に相手クローザーのエマニュエル・クラーセを攻略、サヨナラ勝利で連敗を6で止めた。
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■ナ・リーグMVP争いは混沌
この日、MLBのデータ解析システム『Statcast（スタットキャスト）』を担当するデビッド・アドラー氏が、公式サイトに今季の両リーグMVPについての記事を掲載。今回で5度目となる、識者54名「MVP模擬投票」の結果を発表した。
ア・リーグ部門では大谷が全54名の1位票を独占し、満場一致でトップに選出。「右ひじ靭帯損傷で残りシーズンを打者として終えても、依然として圧倒的なお気に入りだ」とし、ここまでのパフォーマンスを高く評価した。2位は現在首位打者のコーリー・シーガー（テキサス・レンジャーズ）、3位にはメジャー2年目の成長株、フリオ・ロドリゲス（シアトル・マリナーズ）がランクインしている。
打者・大谷は今季135試合に出場し、打率.304、44本塁打、95打点。両リーグトップのOPS1.066で、自身初の本塁打王も射程圏内に捉えている。投手としては、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振をマーク。史上初の「2年連続二桁勝利と二桁本塁打」を達成。9月に入って右わき腹を痛め、現在4試合連続で欠場が続いている。
一方で、ナ・リーグMVPは混戦状態。ロナルド・アクーニャJr.（アトランタ・ブレーブス）が1位票28票を集めトップをキープしたものの、オールスター以降絶好調のムーキー・ベッツ（ロサンゼルス・ドジャース）が1位票26票で肉薄。さらにはベッツの同僚フレディ・フリーマンが3位、本塁打争いで両リーグトップを走るマット・オルソン（ブレーブス）が4位に入るなど、最後まで予断を許さない展開となりそうだ。
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文●SPREAD編集部
