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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は13日(日本時間14日)、敵地で行われたシアトル・マリナーズ戦のスタメンから外れ、10試合連続出場なしに終わった。
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■一時は三冠王も視界
大谷は4日(同5日)のボルチモア・オリオールズ戦の試合前の打撃練習で右わき腹を負傷し「軽度の炎症」と診断。回復を窺っている状態で、欠場試合数も10まで伸びた。
気になるのは一時は三冠王も視界に入れていた大谷の打撃タイトルの可能性だ。44本塁打は2位のルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)に9本差、8月に9本塁打と量産していた昨年のタイトルホルダー、4位のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)には13本差をつけている。
ロベルトJr.は13日(同14日)のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で本塁打なしに終わり、これで10試合ホームランから遠ざかり35本のまま。また、9月に入りペースを落とし、9試合本塁打のないジャッジもこの日のボストン・レッドソックス戦が中止に終わり、31本となっている。
今季の残りシーズンでロベルトJr.は16試合で9本塁打、ジャッジは17試合で13本塁打を量産しないと大谷の44本には到達しない。ともに調子を落としている中で、再びこのハイペースを取り戻せるのかは気になるところ。
欠場が続く大谷だが、このままいけば自身初の本塁打王のタイトルを手中に収めることが濃厚。日本人初の偉業を成し遂げることができるのか。
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文●SPREAD編集部