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ロサンゼルス・エンゼルスは16日(日本時間17日)、大谷翔平が今季の残りシーズンに出場しないことを発表した。
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■自身初のシーズン3割達成
大谷は4日(同5日)、試合前の打撃練習で右わき腹を負傷。11試合連続で欠場が続いてきた。この日エンゼルスが大谷の故障者リスト(IL)入りと残り試合の欠場を発表し、2023年シーズンが事実上終わりを迎えた。
大谷は今季野手として135試合に出場し、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁の成績を残してきた。ア・リーグ首位を走る本塁打王のタイトルは2位のルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)に9本差をつけており、このまま逃げ切ることが濃厚。自身初の打撃タイトル獲得は目前に迫っている。
また、打率は3割台に乗せており、規定打席にも到達。日本人選手では2010年に.315を記録したイチロー以来の規定打席到達による3割達成で、2001年から10年連続記録したイチロー、2005年に.305を記録した松井秀喜に続き、史上3人目となる。
一足早く今季終了となったものの、投手での10勝と合わせて記録的なシーズンとなった大谷。2度目のア・リーグMVP獲得も濃厚と言われ、日本人メジャーリーガーの歴史を新たに塗り替えることになる。
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文●SPREAD編集部