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ア・リーグのワイルドカード枠を争う西地区同士の対決、ヒューストン・アストロズとシアトル・マリナーズの3連戦。
1勝1敗で迎えた27日(日本時間28日)の第3戦は、マリナーズ先発のブライス・ミラーをアストロズ打線が攻略。守りのミスにも付けこみ8-3で勝利した。敗れたマリナーズはWC圏内から後退、再び自力優勝が消滅した。
◆あわや乱闘! プレーオフ争うマリナーズとアストロズが死球関連で一触即発
■一触即発、あわや乱闘騒ぎに…
前カードで両チームとも3連敗を喫した、アストロズとマリナーズの直接対決。1勝1敗のタイで迎えた3連戦の第3戦は、アストロズ打線が序盤からマリナーズ投手陣を攻略。主砲のヨルダン・アルバレスが一発を放つなど、先発全員安打の14安打8得点で快勝した。
敗れたマリナーズは、ルーキーの先発ブライス・ミラーが振るわず。6回裏、三振に倒れたフリオ・ロドリゲスと相手3番手ヘクター・ネリスがあわや乱闘の一触即発状態に。1点ビハインドの7回表には守りのミスからピンチを広げると、カイル・タッカー、ホセ・アブレイユ、マイケル・ブラントリーに適時打を浴びて力尽きた。
この日、西地区首位のテキサス・レンジャーズがロサンゼルス・エンゼルス勝利し、優勝マジック「2」が点灯。マリナーズは自力優勝の可能性が再び消滅、崖っぷちに追い込まれた。ワイルドカード枠3位のアストロズとは、1.5ゲーム差。レギュラーシーズンは、明日からの首位レンジャーズとの4連戦を残すのみ。2年連続のポストシーズン進出が極めて厳しい状況となっている。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)