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週末30日からマツダスタジアムで行われる、広島東洋カープ対阪神タイガースの2連戦。
セ・リーグ2位の広島はレギュラーシーズン最後の2試合、優勝を決めた阪神は10月4日にヤクルト戦を残しているが、CS前の大事な予行演習となる。今季対戦成績は阪神の14勝8敗1分けとリードしているが、果たして。
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■熾烈な最多安打争い
広島の注目は、高卒5年目の小園海斗だ。
28日の時点で、77試合に出場して打率.284、5本塁打、28打点という成績。開幕から不振で2軍暮らしが長く続いたが、7月4日の1軍再昇格以降は調子を上げ、8月に月間打率.275をマーク。そして9月は月間打率.369と絶好調だ。これは月間安打数31本とともにリーグトップ。今季の阪神戦は打率.241だが、今の小園は侮れないだろう。
すでに優勝を決めている阪神の注目は中野拓夢だ。
プロ3年目の今季、28日の時点で139試合に出場して打率.289、2本塁打、4打点。安打数「161本」はリーグトップだが、岡林勇希(中日ドラゴンズ)が「160本」、牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)が「159本」と熾烈な争いとなっている。今季の広島戦は打率.362の好相性を誇っており、2021年の盗塁王に続く個人タイトル獲得へ安打量産なるか。
CSでの対戦も予想される両チームだけに、単なる消化試合ではない。いい流れでシーズンを終えることが重要になる。その中で「小園vs.中野」の対決にも注目してほしい。
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提供●Baseball Times