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ア・リーグ西地区同士の優勝争い、マジック「2」のテキサス・レンジャーズと3位シアトル・マリナーズの4連戦。
29日(日本時間30日)に行われた注目の第2戦は、序盤からマリナーズ打線が爆発。8-0でレンジャーズに連勝し、地区優勝とワイルドカード争いでも土俵際で踏みとどまった。
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■39本塁打のレ軍ガルシアはノーアーチ
西地区首位レンジャーズとのレギュラーシーズン最終カード4連戦、前日の試合では劇的なサヨナラ勝ちで勝利したマリナーズ。第2戦は3本の本塁打が飛び出すなど打線が機能し連勝。ワイルドカード争いで上位につける、トロント・ブルージェイズ、ヒューストン・アストロズがともに勝利したため、ゲーム差は変わらずも、ポストシーズン進出に望みを繋いだ。
試合は本拠地の大歓声に後押しされ、序盤から終始マリナーズペース。3回裏にタイ・フランスとジョシュ・ロハスの本塁打などで3点を先制すると、続く4回裏には昨日のサヨナラ劇の立役者、チームキャプテンのJ.Pクロフォードが今季2本目の満塁弾を放ち、大量リードを奪った。
投げては、先発のルーキー、ブライアン・ウーが3回2/3を無失点で凌ぐと、その後はマリナーズのお家芸。勝ちパターンを温存しながらもブルペン陣で凌ぎ、6投手の継投でレンジャーズ強力打線を退けた。17度目の完封試合は今季メジャー最多をマーク。
マリナーズが地区優勝するにはいくつか条件がある。ひとつは「レンジャーズ4連戦をスイープ」すること。そしてもうひとつは、西地区2位アストロズがアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの3連戦を「2勝1敗」で終えることだ。アストロズはこの日、ダイヤモンドバックスに勝利して残り2試合。西地区3チームが「89勝」で並んだ場合に限り、3チーム間の直接対決の勝率でマリナーズが地区優勝を手にする。
さらに、ワイルドカード争いではブルージェイズを加えた4チームで残り2枠を争う(西地区の1チームは地区優勝)大混戦状態。依然としてマリナーズが最も厳しい状況に置かれているが…残り2試合にも勝利し、奇跡を願うしかない。
また、この日ア・リーグ本塁打王争いで2位につけるレンジャーズのアドリス・ガルシアはノーアーチ。大谷翔平と5本差のままで、残された打席に臨む。
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◆大谷翔平の初本塁打王は目前 2位のガルシアが3戦ぶりノーアーチ、ジャッジも不発
◆残り2試合のア・リーグ西地区優勝争い 各チームの進出条件を解説!
(H.Ariga/SPREAD編集部)
Now Julio and Ichiro (seen here as tiny specks in the outfield) are playing some long toss. Ichi still has quite an arm. pic.twitter.com/vnoz7sdiCa
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