女子ゴルフの国内メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権」（福井県・芦原ゴルフクラブ 海コース／6528ヤード、パー72）は1日、最終ラウンドが行われ、原英莉花が1イーグル、3バーディ、1ボギーの68で回り、通算15アンダーでナショナルオープン2勝目を飾った。メジャー3勝目、通算5勝目。3打差12アンダー2位に菊地絵理香が入った。
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■原、16番パーセーブで勝負を決める
序盤、上位陣は順調にスコアを伸ばした。
最高のスタートを切ったのは、最終組の1つ前で回る古江彩佳。1番、3打目が直接カップに吸い込まれるショットインイーグル。3番ボギーとしたものの、5番、6番連続バーディで10アンダーまでスコアを伸ばした。
トーナメントリーダーの原も1番、2オン2パットのバーディ発進。だが、2番でパーオンできずボギー。原とともに最終組で回る菊地は3番、左手前3メートルを沈めバーディ。首位の原を捕らえる。
5番パー5、原は2オンから会心のイーグル。単独首位を奪い返す。菊地も手前3メートルのバーディパットを決め、追走する。7番パー3、原はティーショットを左手前のショートサイドにつける。これを見事に沈めてバーディ、菊地との差を2打に広げる。
先を行く古江は8番、2打目が左のガードバンカーに捕まり、寄せ切れずボギー。9番ではティーショットが左の林の中へ。2打目はバンカー、3打目はグリーンオーバー、結局このホール、ダブルボギーとし、8番、9番で3つ落とす大誤算で一歩後退となる。
最終組の二人は8番、9番とパーセーブ。優勝争いは原と菊地の一騎打ちの様相を呈す中、二人は勝負のサンデーバックナインへと向かった。
10番、11番、12番、13番。バーディチャンスは迎えるも一筋の違いで入らず、原、菊地ともパーが続く。14番、二人はいずれもパーオンできずピンチ。だが、お互いナイスパーでしのいでいく。
15番パー5で試合が動く。菊地のティーショットは右バンカー。アゴが近く、2打目は出すだけ。残り200ヤード、アゲインストという3打目、スプーンを渾身の力で振り抜くと、ボールはグリーンを捕らえる。原は3打目でピン手前に寄せる。菊地のバーディパットは届かず。原はバーディパットをきれいに沈め、優勝へ近づく。3打差で残り3ホール。
最難関の16番、原の2打目はグリーン奥にこぼれる。バーディパットはカップをオーバー、長いパーパットを残す。原はこれを決め切って、優勝を引き寄せる大きなパーセーブ。
3打差のまま、最終組は18番パー5に入る。両選手とも3オン。菊地は手前から2パットでパー。原はピンハイからのバーディパットを残す。原はバーディこそならなかったが、難なくパーパットを決め、右手を大きく上げてファンの声援にこたえた。
原は2020年大会に続き、ナショナルオープン2勝目、メジャー3勝目。21年「エリエールレディス」以来の通算5勝目となった。「女子オープン」は黄金世代が勝つというジンクスがあるが、今回の原の優勝で黄金世代の「女子オープン」制覇は5年連続となった。
■主な上位選手最終成績
上位選手の主な最終成績は以下の通り。
優勝／15アンダー／原英莉花2位／12アンダー／菊地絵理香3位タイ／8アンダー／木村彩子、青木瀬令奈5位タイ／7アンダー／ペ・ソンウ（韓国）、申ジエ（韓国）、森田遥8位タイ／6アンダー／吉本ひかる、上田桃子、古江彩佳
永井花奈、ささきしょうこ、櫻井心那は5アンダー11位タイ。岩井明愛、川岸史果、稲見萌寧は4アンダー14位タイ。小祝さくら、菅沼菜々は3アンダー20位タイに終わった。
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文●河野道久
【速報】
日本女子オープンゴルフ🏌最終日#原英莉花 選手
最終日も強さを発揮し
堂々の3年ぶり2回目の優勝🏆✨18H PAR5
第4打とパーパット見逃した方・もう一度見たい方は
NHKプラスで見逃し配信中
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