
6日からZOZOマリンスタジアムで行われる、千葉ロッテマリーンズ対オリックスバファローズの2連戦は見逃せない。
オリックスが優勝を決めた一方、ロッテは現在、貯金「1」のパ・リーグ3位で残り3試合。2位福岡ソフトバンクホークスと1ゲーム差であると同時に、4位東北楽天ゴールデンイーグルスとも0.5ゲーム差という熾烈なCS争いが続いており、今季の運命を分ける本拠地2連戦となる。
◆初のパ・リーグ本塁打王へ、ポランコ「とれたら光栄」パワーの源はもちろん“コーヒー”
■オリックスは、杉本裕太郎の巻き返しに期待
ロッテの期待は、本塁打王を争うグレゴリー・ポランコだ。
今季ここまで122試合に出場して打率.244、26本塁打、75打点。本塁打数は現在、浅村栄斗(楽天)と並んでリーグトップタイ。しかし、オリックスを相手には20試合で打率.141、1本塁打、3打点と相性が悪く、8月27日を最後に4試合17打席連続ノーヒットが続いている。第1戦に先発予定の竹安大知とは初対戦。自身10月2日以来のアーチを放ってチームを勝利に導けるか。本拠地ファンの期待に応えたい。
対するオリックスは、杉本裕太郎に注目したい。
2021年に打率.301、35本塁打、83打点でブレイクした元本塁打王は、昨季レギュラーシーズンで打率.235、15本塁打、51打点に終わりながらも、CSで打率.385、1本塁打5打点をマーク。日本シリーズでは7試合中3試合でタイムリーを放って日本一に貢献し、MVPに選出された。今季も現時点で打率.240、14本塁打、37打点と不満の残る数字だが、10月は3試合で打率.385(13打数5安打)。ポストシーズンへ向けてさらに調子を上がられるか。
両チームの今季の対戦成績は、オリックスが14勝7敗2分けと大きくリードしている。CSでの再戦も考えられるカードだが、ロッテとしてはまずは“3位以上確定”を何としても達成したい。秋風が強く吹き付けるマリンで「ポランコvs.杉本」、どちらの打球が高く舞い上がるか注目だ。
◆山本由伸、200億円超確実か マー君超え日本人最高額…大谷翔平の故障で“投手1位”
◆キング逃した日本ハム・万波が来季「40本打つ」 新庄監督注文の「31本」を上回る数字を宣言
◆鷹・近藤健介、松中信彦以来の三冠王へ勝負の2試合 “逆転首位打者”へカギ握る7日楽天戦の固め打ち
提供●Baseball Times