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ア・リーグ最多の44本塁打を放ち日本人初の“キング”となった大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)。
大谷は今季、投手としては23試合登板して10勝5敗、防御率3.14、167奪三振の成績。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁と各部門で安定したスタッツを残した。
今季のメジャー最長となった約150メートルの特大アーチ、スタットキャスト導入以降の最高到達点49.4メートルに達したムーンショットなど、記録と記憶に残る一発を量産した大谷。
ここでは大谷の一発にスタジアムが湧いたシーンを振り返る。
◆【実際の映像】「アナハイム地域に揺れを観測?」大谷翔平のグランドスラムに本拠地は地鳴りのような大歓声
■43号「グランドスラムに本拠地ファン歓喜」
8月18日(日本時間19日)、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に「2番DH」で先発出場した大谷。
前日には打った瞬間にヘルメットが吹っ飛ぶほどの豪快なスイングで42号を放った大谷が、2試合連発の快音を響かせた。
1-1の同点で迎えた2回2死満塁の場面、大谷は相手先発エラスモ・ラミレスが投じた高めのカットボールを捉えると、打球は初速102.1マイル(約164キロ)、角度28度の弾道で瞬く間に右翼スタンドへ着弾。2022年5月18日(同19日)のレイズ戦以来、自身2度目のグランドスラムとした。
米野球データ分析会社『Codify』は公式X(旧Twitter)で「USGS(アメリカ地質調査所)はアナハイム地域に小さな揺れを記録したが、それはショウヘイ・オオタニがグランドスラムを打っただけだった」と投稿し、大歓声の凄さを表現した。
■35号「渾身のガッツポーズにMVPコール」
前々日、前日と2試合連続でリードされた土壇場9回に一発を放った大谷が、3試合連続のアーチを描いた。
大谷は7月17日(同18日)、本拠地で行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番DH」で先発出場。
1-3のビハインドで迎えた7回2死一塁の場面、二番手マイケル・キングの投じた4球目フォーシームを強振すると、打球は火山を模したモニュメント「ロックパイル」へ一直線。打球速度106.5マイル(約171キロ)、飛距離403フィート(約123メートル)の35号同点2ランとした。
華麗なバットフリップを披露した大谷は、一塁コーチとハイタッチし派手なガッツポーズ。本拠地スタジアムは大歓声に包まれ、「MVP」コールが巻き起こった。
■39号「プレイボール直後の一発に敵地騒然」
オールスターゲームで起きた「Come to Seattle!(シアトルに来て)」の大合唱が象徴するように、敵地ファンをも魅了する大谷。「2番DH」で先発出場した7月28日(同29日)、敵地トロント・ブルージェイズ戦の一発は印象的だった。
前日のダブルヘッダーで今季9勝目を挙げ、2本のアーチを放つ圧倒的な活躍を見せた大谷はこの日、初回第1打席のプレイボール直後に、いきなり今季39号を放った。
大谷は相手先発ケビン・ゴーズマンの初球フォーシームを捉えると、打球は角度28度で右翼スタンドへ一直線。飛距離397フィート(約121メートル)、打球初速103.5マイル(約166キロ)の一発に、敵地スタジアムは悲鳴混じりの大歓声に包まれた。
◆【実際の映像】3試合連続の一発の大谷翔平、確信歩き→バットフリップ→ガッツポーズに本拠地ファン総立ち
◆【実際の映像】“瞬き厳禁”大谷翔平、プレイボール直後の一発に相手投手は呆然……敵地スタジアムは大興奮
◆大谷翔平の「44分の1」メモリアル編 滞空時間6.98秒、150M弾、10奪三振&1試合2発、月間15本……歴史を塗り替えた一発
(T.Yamada/SPREAD編集部)
GRAND SLAM, SHOHEI OHTANI!
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Shohei Ohtani's 35th homer ties it! pic.twitter.com/3wccZuxMWn
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