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ワールドシリーズ終了後にフリーエージェント(FA)となるロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。エンゼルス専門メディアの『Halos Today』のケイレブ・グエン記者は「ショウヘイ・オオタニのトレードを断ったことを後悔するだろう」と題した記事を公開。チームが大谷を引き留めトレードに応じなかったことを痛烈に批判した。
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■「ほぼ一人で戦い、最終的に彼の体は壊れてしまった」
8日(日本時間9日)、タンパベイ・レイズがトレード時に大谷を獲得するため、20歳のジュニオール・カミネロを含む若手有望株3人を用意する考えであったことが報じられた。
同記者は記事の中でこのトレード案を引き合いに出しつつ「愚かにもペリー・ミナシアンGMはオオタニを手放さず、期限までの間、彼のトレード話をすべて打ち切った」と非難。さらに「エンゼルスはプレーオフ進出を助けるためにトレード期限で買い手に転身、C.J.クロン、ルーカス・ジオリト、ランドル・グリチャックらを獲得したが、8月までにすべてが崩壊。トレードされた選手は、巨額のぜいたく税を避けるため、プレーオフ候補に売却された」と若手有望株を手放し補強にも失敗したエンゼルスの決断を嘆いた。
そして「さらに悪いのは、オオタニがロースター全体の負傷のために、ほぼ一人でポストシーズンへの道を戦おうとしたことだ。マイク・トラウトとアンソニー・レンドンの長期欠場は、オオタニの肘にあまりにも大きな負担をかけ、そのために彼の体は最終的に壊れてしまった」とチーム内で故障が相次ぐなか、投打でフル稼働し故障離脱した大谷の現状を憂いた。
大谷は昨季10月に3000万ドル(当時約43億5000万円)の1年契約でエンゼルスと契約合意した。今季の契約延長はあるのか。引き続き、今後の動向から目が離せない。
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(A.Kudo/SPREAD編集部)