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2023年シーズンに日本人初となる本塁打王に輝いたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。
投手としては23試合登板して10勝5敗、防御率3.14、167奪三振の成績。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁を残すなど、各部門で安定したスタッツを記録した。
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■二刀流としては2025年に復帰予定
大谷は今季、MVP確実な成績を残したものの、8月に投手として右ひじの靭帯を損傷。9月19日(日本時間9月20日)にロサンゼルス市内の病院で手術を受け、2025年からの二刀流復帰を目指し、来季は打者に専念することになる。
「打者大谷」としてさらなる活躍が期待されるなかで、先輩日本人メジャーリーガーの背中を追いかけている。
本塁打はここまでメジャー通算171本で、ニューヨーク・ヤンキースなどでプレーした松井秀喜が持つ日本人最多の175本塁打まであと4本としている。来季アクシデントがない限りは早々に最多を更新し、日本人未踏の200号到達も視界に入る。
また、安打数は6シーズンで681本を積み重ねており、現在は東京ヤクルトスワローズでプレーする青木宣親のメジャー通算774安打まで残り93本としている。今季シーズン途中離脱ながら151安打を放った大谷にとっては手の届く数字だといっていい。なお、日本人トップはイチローの3089本で松井が1253安打を放っている。
大谷は、二塁打の数でも青木の背中を追いかける。今季で129本とした大谷は、メジャー通算135二塁打の青木まであと6本。こちらもシーズンに問題なくは入れれば早々に超えることが確実。こちらも1位のイチロー(362本)、2位の松井(249本)にどれだけ近づけるかがキャリアを通しては注目されていくだろう。
今季日本人初の本塁打王を獲得した大谷。はたして打者に専念する来季はどのような数字を残し、新たな歴史を刻んでいくのか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)