サッカー日本代表は17日、ノエビアスタジアム神戸で行われる『キリンチャレンジカップ2023』でFIFAランキングで29位のチュニジア代表と対戦する。試合は19時10分にキックオフ予定。
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■“歴代最強”メンバーでリベンジなるか
FIFAランキング19位の日本代表は、13日に行われたカナダ戦で田中碧が2ゴールを決めるなど4－1で快勝。森保一監督率いるチームは国際試合で史上初の4得点以上をあげての5連勝と波に乗っている。
スポーツ番組『ABEMAスポーツタイム』はカナダ戦直後の日本代表を直撃。2得点を記録した田中は「自分の力で点を取るというのは結構意識していた。ミドルシュートで点を取れたのは大きかった」と試合を振り返った。また今後さらに激化すると予想されるポジション争いについては「もちろん試合に出たいという思いもあるけど、純粋にもっともっと上手くなりたいと思っている。試合に出る出ないは、あまりまだ考えていない」と胸中を明かした。
続いて、田中の2ゴール目をアシストした伊東純也は「良い選手が多いので、常に結果を出さないと自分の立場も危ういと思っている」と“歴代最強”と言われる日本代表で試合に出続けるのは簡単なことではないと、シビアな現実を語っている。
さらに、サッカー解説を務める元北朝鮮代表FWの鄭大世さんは「これまでの日本代表は“ワントップ問題”が常に叫ばれていたけど、今回の試合で『この選手が代表になっていくんだな』と思った選手がいる」と浅野拓磨を高評価。本人にインタビューを実施し、「孤立して1人で相手を背負うシーンがあった。これは、いつからできるようになったのか」と質問した。浅野は「ブンデスリーガでのプレーでも孤立するシーンは多いが、実はあのようなプレーは苦手で、できたらボールを受けたくないと思っていた」と本音を打ち明けた一方で、「この試合では10本中7本を失ってもいいから、3本はチームのために繋げられるように“100％でやる”という感覚でプレーをしていた」と振り返った。鄭大世さんは「ここまでワントップですごい選手は見たことがない。これからのポジションは安泰だと思う」と太鼓判を押している。17日のチュニジア戦でも、出場した際には勢いそのままに活躍する浅野が見たいところだ。
日本代表は、チュニジア戦ではここまで4勝1敗と勝ち越しているものの、昨年6月に行われた直近の試合では0－3と完敗を喫している。今回のチュニジア戦では5連勝の勢いを止めずにリベンジを果たしたいところ。11月から始まるワールドカップ（W杯）アジア2次予選、来年1月からのアジアカップに向けて、弾みをつける勝ち方に期待したい。
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（A.Kudo／SPREAD編集部）
