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18日から、阪神甲子園球場でクライマックスシリーズ(以下CS)のファイナルステージが行われる。
レギュラーシーズンで2位に11.5差を付けて18年ぶりの優勝を飾った阪神タイガースと、ファーストステージを2連勝して勢いに乗る広島東洋カープの対戦。両チームの今季対戦成績は阪神が15勝9敗1分けとリードしているが、CS舞台ではどのような展開が待ち受けているか。
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■短期決戦でカギを握るのは…
本拠地で迎え撃つ阪神は、ルーキーの森下翔太に注目だ。
プロ1年目の今季、レギュラーシーズンは94試合に出場して打率.237、10本塁打、41打点をマーク。前半戦はプロの壁にぶつかり、9月には不調にも陥ったが、シーズン最後の3試合は8打数4安打と結果を残し、調整のためのフェニックスリーグでも5試合出場で打率.278(18打数5安打)、1本塁打、5打点と順調だ。今季の広島戦は、18試合で打率.328、3本塁打、14打点と最も相性が良い。初のCSで“ラッキーボーイ”となれるか。
一方、敵地に乗り込む広島は、野間峻祥に期待したい。
今季のレギュラーシーズンは108試合に出場して打率.286、0本塁打、26打点の成績だったが、阪神戦に限ると19試合で打率.365と好相性。そして横浜DeNAベイスターズと対戦したCSファーストステージでは、第1戦で4安打固め打ちを見せるなど、2試合で8打数5安打と活躍した。レギュラーシーズンでの得点圏打率.348という勝負強さは、短期決戦向きだろう。
阪神は18日の第1戦で村上頌樹、19日の第2戦では伊藤将司が先発予定。さらに大竹耕太郎、才木浩人、西勇輝が控える。対する広島は、第1戦が九里亜蓮、第2戦は大瀬良大地の先発が濃厚。第3戦以降は、CSファーストステージに登板した床田寛樹、森下暢仁を注ぎ込める。
果たして阪神がレギュラーシーズン同様の強さを見せるのか。それとも広島の勢いが上回るのか。「森下vs.野間」の打撃も勝負のカギを握りそうだ。
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提供●Baseball Times