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PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」は20日、アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ(千葉県/7079ヤード、パー70)で第2ラウンドが行われた。
日本勢は小平智が通算5アンダーで単独3位、稲森佑貴が通算4アンダーの4位タイ、堀川未来夢と石川遼が通算3アンダーで8位タイでホールアウトするなど、強風が吹き荒れる中で躍進。海外ブックメーカー大手である『Bet365』では、日本人選手のオッズが戦前から大幅に変動した。
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■石川、稲森、小平がアンダーパーでフィニッシュ
7メートルほどの強風が吹いた第2ラウンドは、半数以上がオーバーパーとなる我慢比べの展開となった。
その中でスコアを伸ばしたのが小平と稲森。1番からスタートした小平は2番でボギーを先行させるも、その後は6番までパーで切り抜けることに成功。7番パー3では長めのバーディパットを沈め、先ほどのボギーを帳消しにすると、この日3番目に難しい9番でもバーディを奪取。続く10番でもバーディを決めると、その後はパーで凌いで見せた。
10番からスタートした稲森も、11番でボギーが先行。しかし16番からは4連続バーディを決めるなどで猛追。終わってみれば7バーディ、4ボギーでこの日3つスコアを伸ばして上位に食い込んだ。
1番からスタートした石川も、前半だけで3バーディ、1ボギー。後半に入ってからは1バーディ、2ボギーと伸ばしきれなかったが、この日バーディが5つしか出ていない4番で、バーディを奪うなど見せ場はつくった。明日のムービングデーでさらにスコアを伸ばせるか注目だ。
■日本人選手の第2ラウンド終了時点のオッズ
第2ラウンドの結果を踏まえて、第2ラウンド終了時点での『Bet365』の日本人選手の優勝オッズは、戦前から大幅に変動。小平は351倍から34倍にアップし、稲森は301倍から51倍、石川は251倍から81倍、堀川にいたっては1001倍から176倍まで上昇した。
一方で優勝の期待も高かった松山英樹は、この日6オーバーと大乱調。通算5オーバーで首位からは13打差と、逆転は非常に厳しい状況となっており、オッズも戦前は17倍だったのが2001倍へ下落。ムービングデーで奇跡の猛チャージはあるのか。
20日時点での優勝予想オッズは以下の通り。
34倍:小平智51倍:稲森佑貴81倍:石川遼176倍:堀川未来夢201倍:久常涼2001倍:松山英樹、平田憲聖、金谷拓実5001倍:大西魁斗、中島啓太、永野竜太郎、今平周吾、蝉川泰果、岩﨑亜久竜
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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)