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トルコで開催中の「WTTコンテンダーアンタルヤ」は21日、女子シングルスの準々決勝が行われた。早田ひなはタイのオラワン・パラナンに3-1で勝利し決勝進出を決めた。
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■2週連続優勝狙う日本のエース
前回の「WTTコンテンダーマスカット」に続く優勝を狙う早田は、序盤激しいラリーの応酬に。接戦のまま迎えた第1ゲームを9-11で落とす。続く第2ゲームは早田が連続ポイントで流れをつかむと、フォアドライブやサービスで得点を重ね11-7で追いつく。
第3ゲームは早田が序盤にリードを許すが持ち直し、11-7でこのゲームを奪う。勢いに乗った第4ゲームでは相手を圧倒し、スコアは11-2。2週連続優勝へ向けて逆転勝利でベスト4へと駒を進めた。
張本美和はルーマニアのドラゴマンと対戦。第1ゲームを11-7で幸先よく奪うと、続く第2ゲームは接戦で進むなかでも鋭いレシーブやYGサーブで変化をつけるなど、終盤はリズムに乗り11-7で再びゲーム奪取。
迎えた第3ゲームも安定した試合運びで主導権を握りポイントを重ねる。最後は11-8で取り切り3-0勝利。ストレートで準決勝進出を決めた。
この結果、決勝進出をかけて早田と張本の対戦が実現。日本のエースと成長著しい15歳がマッチアップすることになる。
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卓球の張本美和(C)ロイター
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)