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第84回菊花賞(GI、芝3000m)が行われる京都競馬場の馬場情報が22日、JRAより発表された。京都は芝・ダートともに「良」。芝のクッション値「9.8/標準」と、前日、前年より「やや硬め」寄りで計測された。
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■京都芝は“外差し”傾向
土曜京都芝のクッション値「9.4/標準」は前回京都開催の2020年菊花賞当日と同じ。芝2400mで行われた京都10Rの鳴滝特別・3歳上2勝クラス(ブレイヴロッカー)は勝ち時計2分25秒2、後方待機から大外一気の差し切り勝ちだった。
2020年の鳴滝特別は芝2200mで行われ勝ち時計2分14秒4。距離が違うので単純な比較はできないが、当時は勝ち馬(ヒートオンビート)が中団から外に出して差し切っており、馬場傾向は近い状況だ。
コントレイルが三冠を達成した2020年の菊花賞は良・3分05秒5、レース上がり3F35秒6。道中7番手以下の馬が3着まで独占しており、今年も菊花賞では差し・追込にマークが必要となる。
なお、土曜京都芝では、前述10Rでドゥラメンテ産駒ブレイヴロッカーが1番人気1着、同日7Rにも同産駒のハイランドリンクスが7番人気2着と好走。菊花賞でもドゥレッツァとシーズンリッチのドゥラメンテ産駒2頭はチェックしておきたい。とくに、馬場傾向に脚質がマッチするドゥレッツァには警戒が必要だ。
当日/10月22日(日曜)
含水率┗ゴール前=芝10.0%|ダ4.8%┗4コーナー=芝8.7%|ダ5.0%芝のクッション値=9.8[標準]
前日/10月21日(土曜)
含水率┗ゴール前=芝10.0%|ダ6.3%┗4コーナー=芝8.0%|ダ6.9%芝のクッション値=9.4[標準]
2020年/菊花賞当日
含水率┗ゴール前=芝10.0%|ダ10.5%┗4コーナー=芝11.0%|ダ9.5%芝のクッション値=9.4[標準]
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(SPREAD編集部)