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MLB公式は3日(日本時間4日)、フリーエージェント(FA)となった大谷翔平の移籍先についての最新情報を更新。
今季ナ・リーグ西地区を制し、11年連続ポストシーズンに進出した強豪ロサンゼルス・ドジャースが未だに大谷獲得の有力候補であると強調した。
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■豊富な資金力で投打の大補強が可能
「ドジャースが大谷獲得の”有力候補”であることに変わりはない」……MLB公式が二刀流を取り巻く現状に迫っている。
記事では、『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者がポッドキャスト『Foul Territory』で語った内容に触れている。ローゼンタールによれば、ドジャースが大谷を必要としているのは、ポストシーズンでの敗退からファンの心情に至るまで、さまざまな理由があるという。『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者も同意見の記事を掲載しており、ドジャースのオーナー陣がかねてから大谷獲得を熱望していること、世界一を逃し、その想いに拍車がかかる可能性についても言及している。
ドジャースは今オフ、先発ローテーションの補強が急務とされている。ダスティン・メイとトニー・ゴンソリンが故障のため来季全休、ランス・リンのオプション破棄も濃厚、トミー・ジョン手術明けのウォーカー・ビューラーに実績不足の若手のみとくれば、シーズンを戦い抜くのは難しい。さらには、2021年の最多勝投手フリオ・ウリアスが家庭内暴力により逮捕され、長年エースを務めたクレイトン・カーショウは左肩の手術を受けた。ともにFAとなった両左腕の再契約も不透明だ。
ドジャースについては「大谷獲得と投手陣の補強は両立可能」という論調が大勢を占める。豊富な資金力があり、2025年以降に高額年俸を要する選手はムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンしかおらず、現在も二刀流移籍の最有力候補と見て間違いないだろう。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)