MLB公式は16日（日本時間17日）、全米野球記者協会（BBWAA）所属の記者投票による今季の年間最優秀賞選手（MVP）を発表した。
ア・リーグは大谷翔平投手が記者30人の1位票を全て集め、史上初となる2度目の満票受賞を果たした。
◆【実際の映像】大谷翔平、MVP満票受賞より気になる？ 発表の瞬間はワンコ”とハイタッチ
■WBC優勝から始まった歴史的なシーズン
大谷は今季打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066。日本選手初の本塁打王、2010年のイチロー以来となる打率3割を達成するなど、圧巻のパフォーマンス。投手としても23試合に先発し10勝5敗、防御率3.14。132イニングを投げ、167奪三振を記録。右肘靭帯損傷などで、9月3日（同4日）を最後にレギュラーシーズンを終えてもなお、ライバルたちに圧倒的な差をつけて堂々の満票受賞となった。
2023年の“大谷伝説”は、3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で幕を開けた。アメリカとの決勝戦では、最終回のマウンドに上がり、同僚のマイク・トラウトと直接対決が実現。侍ジャパンを3大会ぶりの世界一へと導き、大会MVPにも選出された。
今季のハイライトと言えるのが、7月27日（同28日）のダブルヘッダー。第1試合で投手として9回を投げ抜き、自身初の完封勝利を挙げると、第2試合では2打席連続の本塁打を放って勝利を演出。「ダブルヘッダーどちらかの試合で完封勝利を挙げて、もう一方の試合で本塁打を記録」というメジャー史上初の大記録も打ち立てた。
来季は打者専念となる大谷。次はどこのユニフォームをまとって歴史を刻むのか、今後の移籍先にも世界中の注目が集まっている。
◆まだまだ続くか……2023年「賞タイム」 大谷翔平の今シーズン受賞タイトル
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（H.Ariga／SPREAD編集部）
