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今オフにフリーエージェント(FA)となり去就が注目される大谷翔平投手。16日(日本時間17日)には2021年以来2度目のア・リーグMVPを受賞したスーパースターの動向には各メディアから大きな関心が寄せられている。
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■投打にわたるアップグレードに期待
MLB公式は「オオタニにとってメッツ移籍が理にかなう5つの理由」と題した記事を掲載。ニューヨーク・メッツを移籍先の有力候補に挙げた上で、その根拠となり得るポイントを紹介している。
MLB公式のデータ解析システム『Statcast』の分析担当、デイビッド・アドラー氏の記事内では「オオタニ対ジャッジ、ニューヨークの王」と1つ目の理由を挙げ、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手とのライバル対決実現に注目を寄せる。
また、2つ目に「オオタニほど逆転の口火を切れる選手はいない」と言及。3つ目には「DHの大幅なアップグレード」を挙げ、メッツにとって現状指名打者が弱点となっており、大谷が入ることで打線の強化につながるとみている。
また、4つ目には「オオタニ、アロンソ、リンドーアが野球界のトップトリオの1つになる」と記され、2023年に46本塁打のピート・アロンソ内野手、30本塁打30盗塁を達成したフランシスコ・リンドーア内野手との強力トリオ形成をポイントに挙げる。
最後に「彼の投手復帰が完ぺきなタイミングで訪れる」と2025年から見込まれる投手復帰時期について述べ、「オオタニとセンガはMLBの投手陣をリードするのに十分支配的である」と言及。千賀滉大投手との日本人コンビで脅威を与えうるとしている。
ロサンゼルス・ドジャースも有力とされていたなか、大谷の新天地候補に挙がるメッツ。はたしてアドラー氏の提言通り、ニューヨークの名門に加入することはあるのか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)