
総合格闘家の朝倉未来は19日、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用の立ち技格闘技イベント「FIGHT CLUB」に出場し、第7試合のメインマッチで初代RISE OFGマッチ-65kg級王者のYA-MANと対戦。2度のダウンを喫して、1ラウンド1分17秒でTKO負けした。
朝倉は試合後、自身のYouTubeチャンネルを更新し、記憶障害のある状態で自身を客観的に振り返り、“引退”を表明していた。
◆「変で小生意気なヤツ」記憶障害の朝倉未来が“客観的に”自己評価 引退表明も「アンチが多くてびっくり」
■「1回休憩して、色んなこと頑張らないと」
YouTubeチャンネルのスタッフたくま氏のX(旧ツイッター)の投稿によると、朝倉は「記憶に関しては断片的に数ヶ月分飛んでるみたいですが回復していっている様子(原文ママ)」で、「今の状況や気持ちをどうしても撮影したいと言うので撮るに至りました」と、動画を撮影した経緯を説明していた。
動画内では「なんかさ、朝倉未来って変なヤツだよね、変なヤツっていうか小生意気なヤツじゃない?それを客観的に見てて、なんでそんなたくさんの人が応援してくれたかなと思って」と記憶をなくした状態で“客観的に”自身を回想。KO負けのダメージは相当なものらしく、「メイウェザー戦の時はずっと頭が痛かったんだけど、今は全然頭痛くなくて。でもずっとふらふらする感じ。いい感じだね、気分が」とし、「朝、生きてるか確認してみて……死んでるかもしれないけど。今死んでもいい感じなんだよな、気分的にこのまま」と不穏な発言も残していた。
そんななか朝倉は20日朝、インスタグラムのストーリーを更新。「生きてます、記憶戻った 沢山のコメント、メッセージありがとう 1回休憩して、色んなこと頑張らないとな」と投稿した。これにはファンからも「生きててよかった」、「前向きで安心した!」、「ゆっくり休んでください」など喜びと安堵の声が寄せられている。
◆【実際の映像】“記憶喪失”の朝倉未来が自身を振り返る「客観的に見て、変で小生意気なヤツ。なんでたくさんの人が応援してくれたんだろう……」
◆「考える前に行った」YA-MANはなぜ朝倉未来を“77秒殺”できたのか……衝撃ダウンに実況「えげつない倒れ方」
◆朝倉未来77秒惨敗KOは「あるあるだよ」青木真也が鋭くメス
(A.Kudo/SPREAD編集部)