
29日、有馬記念出走予定のダービー馬タスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)は鞍上にR.ムーア騎手を予定していることがわかった。
◆合計GI勝ち数“9勝”の豪華共演 有馬記念2023出走予定馬は?
■有馬記念参戦は自身5度目
11月19日の京都2Rで落馬負傷したR.ムーア騎手は当日のマイルCSを乗り替わり。12月5日までの免許期間を交付されジャパンCも騎乗予定だったが、23日に自ら免許取り消しを申請し、治療のため帰国した。しかし、有馬記念での騎乗が浮上。再来日する予定となった。
同騎手の有馬記念参戦はこれまでに4回。2013年のゴールドシップで3着した以外、馬券内は未だない。また、2017年にはタスティエーラの父サトノクラウンで13着に惨敗しており、今回の騎乗に関して並々ならぬ思いがあるかもしれない。
2016年の香港ヴァーズを勝利したサトノクラウンだが、この時の2着馬はR.ムーア騎手が騎乗していたハイランドリールで、サトノクラウンの強さを目の当たりにしていた。翌年、ジャパンCに出走予定だったサトノクラウンの追い切りでは、本馬に騎乗しないR.ムーア騎手が跨るといった珍しいシーンが見られた。親交のある堀厩舎に「ぜひ乗ってみたい」と異例の展開が巻き起こっていたのだ。
同騎手はジャパンCではアイダホに騎乗するため、サトノクラウンへの騎乗は叶わなかったが、有馬記念でついにコンビ結成。しかし、結果は前述のとおり気難しさを見せて惨敗してしまった。
そして今年、ベタ惚れだった父サトノクラウンの仔であるタスティエーラの騎乗。同騎手にとって果たしたいリベンジであるに違いない。
◆【チャンピオンズカップ2023特集】出走予定、予想オッズetc.「レモンポップ、統一王者なるか」 予想に役立つ馬券攻略ガイド
◆【チャンピオンズカップ2023予想/危険な人気馬】「脚質&ローテとも勝利ゼロ」でミスマッチか 前走完勝も“消し”判断
◆【有馬記念2023出走予定馬一覧】タスティエーラ、ソールオリエンスの3歳勢が人気上位か イクイノックスを追い詰めたあの馬も……
有馬記念2023出走予定馬
→→→右へスクロール→→→
馬名 | 性齢 | 主な成績 | 厩舎 | タイトルホルダー | 牡5 | 21年菊花賞1着、22年天皇賞・春1着、22年宝塚記念1着 | 美浦・栗田徹厩舎 | ジャスティンパレス | 牡4 | 23年天皇賞・春1着、23年天皇賞・秋2着 | 栗東・杉山晴紀厩舎 | ドウデュース | 牡4 | 22年日本ダービー1着、21年朝日杯FS1着 | 栗東・友道康夫厩舎 | ウインマリリン | 牝6 | 22年香港ヴァーズ1着 | 栗東・手塚貴久厩舎 | タスティエーラ | 牡3 | 23年日本ダービー1着、23年皐月賞2着、23年菊花賞2着 | 美浦・堀宣行厩舎 | ソールオリエンス | 牡3 | 23年皐月賞1着、23年京成杯1着 | 美浦・手塚貴久厩舎 | スルーセブンシーズ | 牝5 | 23年宝塚記念2着、23年凱旋門賞4着 | 美浦・尾関知人厩舎 | プラダリア | 牡4 | 22年青葉賞1着、23年京都大賞典1着 | 栗東・池添学厩舎 | プリュムドール | 牝5 | 22年ステイヤーズS2着 | 栗東・奥村豊厩舎 | ブローザホーン | 牡4 | 23年札幌日経オープン1着 | 美浦・中野栄治厩舎 |
→→→右へスクロール→→→
文●SPREAD編集部