【10日号砲】箱根スター集結で挑むパリへの道 田沢廉・相澤晃・伊藤達彦ら「日本記録・27分切り」狙う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【10日号砲】箱根スター集結で挑むパリへの道 田沢廉・相澤晃・伊藤達彦ら「日本記録・27分切り」狙う

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【10日号砲】箱根スター集結で挑むパリへの道 田沢廉・相澤晃・伊藤達彦ら「日本記録・27分切り」狙う
【10日号砲】箱根スター集結で挑むパリへの道 田沢廉・相澤晃・伊藤達彦ら「日本記録・27分切り」狙う 全 1 枚 拡大写真

■日本選手権2023/男子10000m展望

10日、東京・国立競技場で第107回日本選手権10000mが開催される。記録を狙いやすい気象条件の12月に条件が変更となり、来年8月のパリ五輪の日本代表選考会を兼ねる本大会に向けて国内トップ級のメンバーが集結。パリ五輪参加資格獲得を目指す。

ここでは、男子10000mの有力選手を紹介。参加標準記録である「27分00秒00」に迫るランナー候補を取り上げる。

◆【日本選手権2023/男子10000m】「パリ五輪へ箱根スターが集結」田澤廉、相澤晃らエントリー選手・放送・結果速報・標準記録etc.

■「ランニングデート」再び ライバルの戦いは必見

昨年、学生駅伝三冠を達成した駒澤大学。その絶対的エースとして君臨していたのが田澤廉(トヨタ自動車)だ。大学卒業後も駒澤大学を練習拠点に大八木弘明総監督の下で指導を受けており、今年7月のアジア選手権で優勝。8月のブダペスト世界選手権にも出場した。10000mの自己ベストは、2021年12月の日体大記録会でマークした27分23秒44。世界での経験を積み、逞しさが増した印象を受ける。

かつて東洋大学で学生最強ランナーと謳われた相澤晃(旭化成)も連覇へ虎視眈々。右足後脛骨筋を痛めた影響で約1年3カ月にわたってレースから遠ざかっていたが、今年9月の日体大長距離競技会で復帰をはたした。10000mの自己ベスト27分18秒75は現在の日本記録。額面通りの走りができれば連覇は見えてくる。

相澤晃と箱根駅伝での「ランニングデート」が話題となった伊藤達彦(Honda)も国内トップクラスのランナーだ。東京国際大学で頭角を現すと、メキメキと成長し相澤とともに東京五輪に出場。こちらは日本歴代3位の27分25秒73の持ち時計があり、顔をゆがめながら最後まで粘り切るスタイルで先頭に食らいつく。

順天堂大学時代に学生オリンピアンとして名をはせた塩尻和也(富士通)も第一線で走り続けている。以前は3000m障害を主戦場としていたが、現在は5000~10000mにターゲットを変更。今季は5000mでアジア選手権2位、アジア大会では10000mに出場して5位と実績を積んだ。悲願のタイトルへ準備は万端だ。

そのほか、早稲田大学卒業後に10000mで27分31秒27までタイムを伸ばした清水歓太(SUBARU)、同じく早稲田大学OBで27分42秒49の太田智樹(トヨタ自動車)も躍進が期待されており、ハイレベルな争いになることは必至。レース当日の予想最高気温19度は季節外れの暑さと言えるものだが、風は穏やかな予報で好タイムの期待がかかる。正月にお茶の間を沸かせた箱根スターたちの競演から目が離せない。

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(SPREAD編集部)

《SPREAD》

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