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韓国リーグ(KBO)から、ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた李政厚(イ・ジョンフ)外野手が12日(日本時間13日)、ジャイアンツと6年総額1億130万ドル(約164億円)で契約に合意したと複数のメディアが報じた。
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■2度の首位打者獲得、通算打率.340
現在25歳、KBOで通算打率.340を誇る李は、中日ドラゴンズでもプレーした李鍾範(イ・ジョンボム)を父に持つ安打製造機。2017年のデビュー以来7年連続で打率3割超え、2度の首位打者に輝いた韓国球界のスター選手として知られている。
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では韓国代表に選出され、全試合で安打を記録。レギュラーシーズン中に左足首靭帯損傷で離脱するも、終盤には復帰を果たした。かねてから「自分のロールモデルはイチロー」と憧れを公言しており、同じ右投げ左打ち、チームでは背番号51を背負う。
移籍先のジャイアンツは、近年アーロン・ジャッジ外野手や大谷翔平投手などFA選手を立て続けに逃しており、念願の大物獲得となった。6年総額1億130万ドル(約164億円)は吉田正尚外野手や鈴木誠也外野手をも凌ぐ大型契約だが、パドレスの金河成(キム・ハソン)内野手がユーティリティー部門でゴールドグラブを受賞するなど、韓国選手の躍進が李の評価を高めた一因と見られている。韓国の至宝がメジャーリーグでも旋風を巻き起こせるか注目だ。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)