ドジャースに10年総額7億ドル（約1014億円）で加入が決まった大谷翔平投手。スーパースターの新天地が決定して以来、「背番号17」のユニフォーム販売数が伸び、本拠地のチケット価格も高騰しているという。米紙『USA TODAY』が、“大谷効果”をまとめている。
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■球団フォロワー数、初のヤンキース超え
大谷は9日（日本時間10日）、自身のインスタグラムでドジャース移籍を表明。球団も11日（同12日）に正式発表した。それ以降、影響はあらゆる分野に波及しており、『USA TODAY』が主だったものをまとめた。
＜ユニフォーム＞MLB公式サイトは13日（同14日）、大谷のドジャースユニフォームが、スポーツライセンスのアパレル商品を手掛けるファナティクス社の過去最高売り上げ（販売開始から48時間以内）を更新したと公表した。
同社によるとサッカー界のスターであるリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドが持っていた記録を打ち破ったという。新天地での活躍を期待し、ファンがグッズショップに殺到した様子がうかがえる。
＜チケット＞オンラインチケット販売の『StubHub』によると、ドジャース関連の検索数が劇的に増加。12月のチケットプラットフォームで最も検索されたチームとなっており、ヤンキースの2倍だという。
来年3月28日に行われるカージナルスとのホーム開幕戦の最安チケットは、『Tick Pick』で手数料込み407ドル（約5万7000円）となっている。そのほか先述の『StubHub』では手数料込みで423ドル（約6万円）、そのほか『Ticket Smarter』では同じく430ドル（約6万1000円)という価格が示されている。
当然、最安チケットということであれば、試合が見えづらいシートのはずだが、それでも高値が付いている。
＜球団インスタグラム＞『USA TODAY』は「ドジャースはすでに野球界で最も認知度の高いブランドのひとつだが、オオタニの加入によってその認知度はさらに高まった」と指摘。ドジャースのインスタグラムのフォロワー数が、大谷の加入後に急増したと紹介した。
これまでMLB球団最多のフォロワー数はヤンキースの330万人とされていたが、ドジャースが340万人に到達する勢いで増加。同紙によれば「もしヤンキースが1位から陥落すれば、初めてのこと」だという。
ただ、どちらのチームも650万人超というフォロワーを持つ大谷自身には及ばない。いずれにせよ、ユニフォームなどのグッズ売り上げをはじめ、今後さまざまな形で大谷加入による経済効果が顕著になってくるはずだ。
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文●SPREAD編集部
