ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指す、横浜DeNAベイスターズの左腕・今永昇太投手。
オリックス・バファローズの山本由伸投手に注目が集まる中、次善の策として獲得候補に度々名前が挙がるなど、各球団から高い評価を受けている。3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）では、決勝戦でアメリカ代表相手に質の高い投球を見せた。
◆来季の「隠れたオールMLB候補」 メジャー移籍目指す今永昇太も選出
■被弾多めのフォーシームには懸念の声も
17日（日本時間18日）には、MLB公式サイトのマニー・ランダワ記者が、若手や実績のない選手から未来のスター「隠れたオールMLB候補」をピックアップした特集記事が公開され、話題を呼んでいる。選出された10選手には今永も含まれていた。
米データサイト『fangraphs』の予測システム「Steamer（スチーマー）」は、早くも今永の来季成績を予測。26試合に先発、148イニングを投げ10勝8敗、防御率3.84、WHIP1.21、奪三振率9.17、勝利貢献度を示す指標「WAR（Wins Above Replacement）」は2.6（今季の千賀滉大投手が3.4）と算出した。
今季の防御率2.80から1点ほど数字を落とす予想だが、メジャー平均防御率は「4.33」と高く、千賀とほぼ同じ割合で成績が変動すると見られている。今永のフォーシームの平均球速147.7キロ（約91.8マイル）は、メジャーリーグの左腕の中では120位前後に相当。今季17被弾のうち14本がフォーシームで“一発病”を憂慮する声も聞かれるが、果たしてどうなるか。
山本やブレイク・スネル投手など、大物FA投手の動向待ちと見られている中で早期決着はあるか。今オフはとりわけ先発投手の年俸が高騰しており、貴重な左腕枠の今永が予想以上の“大型契約”を果たしてもおかしくない状況だ。
◆大谷翔平の来季成績予想が「39本塁打104打点」に“上方修正” 強豪ドジャース入団で米データサイトが再評価
◆「奪三振率上昇、178奪三振」山本由伸のメジャーデビュー年は……米データサイトの成績予想
◆「早ければ今週中に決着も」山本由伸、複数球団がまもなく契約オファー 「条件面はまだ未交渉」米記者報じる
（H.Ariga／SPREAD編集部）
