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MLB Japanの公式X(旧ツイッター)が18日(日本時間19日)「今年生まれた2つの偉業」を改めて比較し、ファンの間で反響を呼んでいる。
ドジャースに入団した大谷翔平投手の「10勝、40本塁打」と、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手の「40本塁打、70盗塁」はどちらが難易度が高い記録なのかという投稿に数々の意見が寄せられた。
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■アクーニャJr.の70盗塁は新ルールも後押しか
大谷は今季135試合に出場し、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066。投手としては23試合に先発し10勝5敗、防御率3.14。132イニングを投げ、167奪三振をマーク。二刀流として「10勝、40本塁打」は史上初の快挙、球史に刻まれる1年となった。
一方のアクーニャJr.も、記録ラッシュのシーズンに。1番打者で159試合に出場すると、打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁、OPS1.012を記録。「40本塁打40盗塁」でさえ過去4人しか達成していない中、前人未到の「40本塁打70盗塁」に到達した。
公式がリーグ別に選出する「年間最優秀選手」は両者の受賞で幕を閉じたが、ひとりを選ぶ賞レースではアクーニャJr.に軍配が挙がったケースも多く、ファンの意見は割れているようだ。44本塁打を打つ投手が今後でてくる可能性は限りなく低く、打撃だけのアクーニャJr.より大谷を推す声が多いようにも思われる。
アクーニャJr.の盗塁数に関しては、ベースサイズ拡大や牽制球回数の制限など“新ルール”が増加を後押ししていると見られ、従来の成績と単純比較するのが難しいところ。また、大谷がシーズンを1カ月残して故障離脱したことで、さらに議論が複雑化したとも言えるだろう。白黒つけるのは無粋なふたりの大偉業だが、来季は同じナ・リーグでの真っ向勝負が待ち受けている。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)