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日本代表MFの久保建英が所属するレアル・ソシエダは21日(日本時間22日)、ラ・リーガ第18節でカディスと対戦。0-0のスコアレスドローに終わった。
◆【実際の映像】久保建英、カディス守備陣に腕をつかまれ大激怒 相手DFの徹底マークに遭った終盤のシーン
■得点、アシストなしも存在感
4-3-3のシステムでスタートしたレアル・ソシエダは前半、カディスのディフェンスに手を焼いた。4-4-2の並びで統制された守備ブロックを築く相手に対し、攻撃の糸口を見つけられず横パスやバックパスが多くなると、敵のプレッシングに対応できずボールロストも散見された。22分には自陣でのビルドアップのミスを突かれ、ピンチを迎えたものの、GKアレックス・レミロの好セーブで凌ぐ。
苦戦したゲームのなかでも、右ウイングに入った久保は奮闘。マッチアップした相手の左SBに加え、敵の左サイドハーフにも囲まれる徹底マークを受けるも、15分には相手DFふたりを置き去りにして右サイドをドリブル突破。29分には一度はボールを失うも、素早い攻守の切り替えで奪い返すなど、ハードワークも怠らなかった。
43分には、1対1の際にカディスのルベン・アルカラスに腕で腹部を強打され、ピッチに倒れる。それでも立ち上がった久保は59分、右サイドの深いエリアでボールを受けると、ゴール前に高精度のクロスを供給。中で合わせたマルティン・スビメンディのシュートはクロスバーを叩き得点とはならずも、決定機を演出した好プレーだった。
スペイン大手紙の『MUNDO DEPORTIVO』は、チャンスに絡んだ久保を称賛した。
「彼がいかに重要か。カディスの選手2人に常に厳重にガードされ、中に入っていく味方を見つけられないこともあった。アルカラスに肋骨を殴られ、動きが重くなったなかでも、スビメンディに素晴らしいパスを出した」。
確かに相手の厳しいマークは久保が「いかに重要か」を示しており、苦しめられたなかでも好機を生み出したのはさすがだった。無得点、アシストなしに終わっても、久保は持ち前のポテンシャルを最後まで出し続けていた。
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文●SPREAD編集部