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今季の大谷翔平投手は、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で日本選手初の本塁打王を獲得。2度目のア・リーグMVPに選出され、エンゼルスから名門ドジャースへと移籍した。
3月のワールド・ベースボール・クラシック優勝に始まり、3年連続オールスター出場、そして2度目の右ひじ手術。ファンの記憶に鮮明に焼き付いた、激動の1年を名場面とともに振り返る。
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■左打者のスタットキャスト史上最速弾を記録
大谷は6月14日(日本時間15日)、敵地での同地区レンジャーズ戦に「2番DH」で先発出場。本塁打王争いトップをキープする、左中間への21号特大アーチを放った。
大谷はこの試合、第3打席に左前安打で11試合連続安打を記録。5点ビハインドで迎えた9回表の第5打席では、相手左腕ウィル・スミス投手の2球目フォーシームをフルスイング。角度26度で舞い上がった打球は、瞬く間に左中間の2階席へと飛び込んだ。飛距離453フィート(約138メートル)の本塁打は、左打者の逆方向の打球ではスタットキャスト史上最速となる116.1マイル(約186.8キロ)を計測した。
大谷は打った瞬間にバットを放り投げると、スターに相応しい“ドヤ顔”の確信歩き。実況も「アメリカン・リーグリーダー、なんてスイングだ。大谷がいかに偉大か、もはや言葉が見つからない」と称賛を惜しまなかった。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)