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今季の大谷翔平投手は、打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066で日本選手初の本塁打王を獲得。2度目のア・リーグMVPに選出され、エンゼルスから名門ドジャースへと移籍した。
3月のワールド・ベースボール・クラシック優勝に始まり、3年連続オールスター出場、そして2度目の右ひじ手術。ファンの記憶に鮮明に焼き付いた、激動の1年を名場面とともに振り返る。
◆【実際の映像】大谷翔平、ヘルメットを飛ばし見せた激走 二塁打 雄たけびでナインを鼓舞、メキシコ相手に逆転呼び込んだ名シーン
■準決勝メキシコ戦の激闘
記録的な2023年を過ごした大谷だが、日本国民を熱狂の渦に巻き込んだのが3月のWBC。日本ラウンドを突破し、迎えたアメリカラウンド。準決勝のメキシコ戦は激闘となった。
そんななか生まれたのが4-5のビハインドで迎えた9回裏。先頭打者で打席に立った大谷は、、ジオバニー・ガイエゴスが投じた初球のチェンジアップを捉える。右中間に転がる間に二塁へ。ヘルメットを投げ捨て激走を見せた大谷は、二塁に達すると、ベンチに向けて雄たけびを上げた。大谷がこれまで見せたことのない、感情を露わにした勝負師としての一面だった。
その後、吉田正尚が四球でつなぎ、代走には周東佑京が起用。無死一、二塁で打席に立った村上宗隆が起死回生のサヨナラ逆転タイムリーを放ち6-5で勝利。決勝ではアメリカ相手に3-2で競り勝ち、3大会ぶりの優勝に輝いた。
決勝ではマイク・トラウト相手に胴上げ投手になるなど、大谷が見せた侍ジャパンでの一挙手一投足は伝説として後世に語り継がれるであろう。
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(Y.imoto/SPREAD編集部)