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今オフにフリーエージェント(FA)でドジャースに新天地を求めた大谷翔平投手。エンゼルスで過ごした2023年シーズンは、ワールドベースボール・クラシック制覇に始まり、44本塁打で自身初の本塁打王、さらに2度目のア・リーグMVPに輝くなど記録的なものとなった。
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■ドジャース契約後も上昇
2023年の野球界を席巻した大谷の影響力を伝えたのが『Sportico』。「2023年のソーシャルメディアスター」と題された記事では、「2023年にデジタルの世界でブレイクした5人のアスリートを発見」と紹介している。
大谷は1番手に紹介され、この1年でのインスタグラムのフォロワー数増加は驚愕の533万。掲載された推移グラフでは2022年末には158万だった大谷のフォロワー数が3月のWBC期間中に急上昇し、4月には542万人に到達。その後のシーズンでも緩やかな上昇を見せたなか、今オフのドジャース契約によってさらなる上昇が起き、2023年の末には691万人に到達したことが記されている。
『Sportico』の記事内でも、大谷のSNSフォロワー上昇のきっかけとしてWBC決勝のアメリカ戦に言及。
「オオタニは当時のチームメイト、マイク・トラウトを三振に打ち取り最後のアウトを奪った。その月に約200万人から500万人以上に急増し、今では世界中の野球選手を圧倒している」とつづり、記憶に残る名シーンが大谷の野球界における影響力を拡大させたとみている。
■NFLのトラシー、テニスのアルカラスも凌ぐ
なお、大谷のフォロワー数の増加はNFLのトラビス・ケルシー(369万増)、大学女子バスケのエンジェル・リース(253万増)、男子テニスのカルロス・アルカラス(232万増)、NBAのビクター・ウェンバンヤマ(228万増)を上回る。
さらに、現在697万フォロワーまで伸ばしている大谷は、ドジャースで強力トリオを結成するムーキー・ベッツ(142万フォロワー)、フレディ・フリーマン(64.7万フォロワー)と比較しても規格外の人気ぶりを見せている。
2023年の活躍ぶりでソーシャルメディアの世界も席巻した大谷。グラウンド内外で世界最高峰のアスリートに上り詰めた29歳は、ドジャースの一員として世界一に挑む2024年にどのような活躍を見せるのか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)