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エンゼルスは今オフにフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手がドジャースへ移籍。6年間にわたりチームを支えてきた二刀流選手が退団し、2024年シーズンは正念場を迎える。
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■ジャッジ、ハーパーらとともに復活期待
大谷が去ったエンゼルスのなかで鍵を握るのがマイク・トラウト外野手。3度のMVP受賞を誇り大谷とともにエンゼルスを支えてきたトラウトだが、ここ数年は故障離脱を繰り返し、シーズン通した活躍を見せられないでいる。
そんなトラウトだが、MLB公式サイトは「2024年復活が望まれるスター」と題した記事を掲載。アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)、ブライス・ハーパー外野手(フィリーズ)といった選手たちとともにトラウトも名を連ねている。
記事内では「過去3年間トラウトにとって怪我は繰り返されている問題であり、3度のMVPに輝いたトラウトはエンゼルスで出場可能な486試合のうち、わずか237試合にしか出場できていない」と欠場の多さを指摘。2021年は36試合、22年は119試合、23年は82試合の出場に留まったトラウトの稼働率は「48.8%」となっている。
記事では大谷の退団に触れながら、「ハロス(エンゼルスの愛称)が2024年に9シーズンにわたりプレーオフを逃している状況から脱却するため、トラウトがフィールドに留まり、彼の低迷する状況を逆転させる必要がある」と言及。エンゼルスを復権させるために、トラウトの復活が不可欠とみている。
2014、16、19年にMVPに輝いたトラウトも32歳を迎えた。加齢による衰えも指摘されるなか、大谷が去ったエンゼルスを再び支えることができるか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)