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PGAツアー第2戦「ソニーオープン・イン・ハワイ」は11日(日本時間12日)、ハワイ州ホノルルにあるワイアエラカントリークラブ(7044ヤード、パー70)で開幕する。
日本からは松山英樹、久常涼のツアーメンバーをはじめ、蝉川泰果、金谷拓実、平田憲聖、岩﨑亜久竜、桂川有人、中野麟太郎の8名が出場予定となった。
注目は2年前に同大会を制した松山。先週はブービーという不甲斐ない結果に終わったが、今週は復調なるか。
◆【ソニーオープン】松山英樹、久常涼ら出場 1月11日~14日大会概要、結果、放送・中継情報
■3メートル以内で約5打も損
先週行われた「ザ・セントリー」出場時の松山のスタッツを見ると全体的に悪く、復活にはまだ時間がかかりそうな様子も窺える。しかし、昨年のような体の痛みはなく、第2ラウンド終了後には「やりたいことは少しずつ(できている)。方向性は定っているが、どの感覚が一番結果につながるか、そこがまだ定かではない。本当にもう少しというところまできている」と振り返っており、ショットは復調の気配がある。
ショットが回復しているのはスタッツにも表れており、第1ラウンド時のドライビングディスタンスは282.70ヤードだったのに対し、第4ラウンドでは307.50ヤードを記録。ドライバーをしっかり振り切れていたことがうかがえる。またストロークゲインド(SG):アプローチ・トゥ・グリーンも第1ラウンドは-1.031(46位)だった数値が、第4ラウンドでは1.933(8位)まで改善。さらにSG:アラウンド・ザ・グリーンでは4日間を通して2.773(5位)の好成績を残した。
一方でパッティングは相当の課題をかかえていると見て良い。同トーナメント4日間のSG:パッティングを見ると-9.627で最下位。調子があまり良くなかったとはいえ、他のスタッツと比較しても圧倒的に悪い数値となってしまった。
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松山英樹、ザ・セントリー出場時のストロークゲインド
パッティングのなかでも特に10フィート以内(約3メートル)の精度が落ちており、4日間で83回あった10フィート以内のパッティングのうち、成功したのは68回で成功率は81.93%(56位)。ツアー平均の88.39%からは6.46%も低く、もし平均レベルでこの距離を決めていれば、約5打以上もスコアが変わっていたことになる。
2022年にソニーオープンを制した際は、4日間のトータルSG:パッティングが7.264(1位)とパッティングによる貢献度が高かった。しかし現状はパッティングが迷走状態。これをクリアしなければ松山の上位進出は難しいだろう。課題は明確だが、短期間で改善できるのだろうか。
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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)