
卓球の「WTTスターコンテンダードーハ」は12日、各種目の試合が行われ、女子シングルス準々決勝で世界ランキング5位の早田ひなは同1位の孫穎莎と対戦。フルゲームの末に2-3で敗れ、準決勝進出を逃した。
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■フルゲームの激闘演じる
早田は長﨑美柚、張本美和の日本勢を撃破し勝ち上がってきた孫穎莎との一戦。
第1ゲームはデュースの末に13-15で失うも、ラリーで互角の打ち合いを演じ、11-8で第2ゲームを奪取。第3ゲームは奪われるが第4ゲームを取り返しフルゲームへ。初勝利も期待されたなか、最後は9-11で惜しくも敗れた。
惜しくも世界1位撃破を逃した早田だが、この奮闘ぶりには中国メディアも評価。『捜狐』は孫穎莎の試合後のコメントを紹介し、「試合に勝つことができて幸運だった。いくつかのラッキーボールもあった」と早田の奮闘ぶりを称した。
また、『新浪体育』は「孫穎莎も早田ひなのパフォーマンスを評価し、試合後の握手の際にラケットで早田の腕を叩いた」と激闘後のワンシーンをピックアップし、「彼女は確かに粘り強く、評価に値する」と称している。
絶対女王に君臨する孫穎莎も認めた早田の実力。日本のエースに上り詰めた23歳が確かな成長の跡を見せている。

孫穎莎(C)ロイター
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)