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日本スーパーバンタム級7位の那須川天心(帝拳)が23日、121ポンド(約54.89キロ)契約の8回戦にて世界ランカーのルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦。4ラウンド開始直前に相手がリタイアし、ボクシングキャリア初のTKO勝ちを収めた。これで那須川はデビュー後3連勝となった。
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■米メディアが“圧倒的なスピード”を評価
注目の那須川3戦目は、まさかのアクシデントで幕を閉じた。しかし、序盤から高速のジャブでペースを握り、的確に左ボディを入れ続けた那須川は、自身が宣言した通りの進化を遂げていた。
試合後、米専門メディア『ボクシングシーン』は那須川の一戦を振り返り、「ナスカワの硬いジャブは的中し、楽々と侵入しながらパワーショットを仕掛けた。ロブレスは逆転を強いられる中、ナスカワは左ストレートとループボディシュートで得点を決めた」と回顧。
続けて、「ロブレスは第3ラウンドで流れを変えようとした。那須川はこのメキシコ人を追い詰め、クリンチからフックで抜け出し、さらに右手でボディに繋げた」と那須川のテクニックを解説し、「ナスカワのハンドスピードが勝敗を分けるポイントとなった」と圧倒的なスピードの違いを評価した。
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(A.Kudo/SPREAD編集部)