韓国『聯合ニュース』によると、ソウルの高尺スカイドームで20、21日に開催されるメジャーリーグの開幕戦で爆破テロを行うと予告するメールが届き、警察が捜査に乗り出したという。不審物は見つかっておらず、MLB機構はドジャースとパドレスの開幕戦は予定通り行うとしている。
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■特殊部隊150人投入して捜索
聯合ニュースによると、20日朝に「試合中に爆弾を爆発させ、大谷翔平選手らを傷つける」という内容の脅迫メールが在カナダの韓国総領事館に届いたため、同総領事館が韓国警察に通報したという。
メールは英語で作成されており、送信者は自身を日本人弁護士だと主張しているが、送信元が日本かどうかは不明。なお、昨年８月にも日本人弁護士を名乗る人物から脅迫メールが韓国の主要施設などに送られていたようで、警察は同一犯の可能性もあるとみて捜査を開始しているという。
球場には約150人の特殊部隊が投入され、捜索に当たったが、爆発物など異常は確認されておらず、MLB機構も試合は予定通り行うとしている。
■MLB機構「安全な環境を確保」
MLBは「ファンと関係者全員の安全は常に我々の最優先事項です。MLBセキュリティは地元の当局と密接に協力し、我々のゲームに参加するすべての人々に対して安全な環境を確保します。MLBは警察および、その他の地元行政機関とともに状況を監視し、適切な措置を講じ続けます」という声明を出し、セキュリティ対策は万全であると訴えた。
また、爆破予告については米メディアも伝えており、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「ショウヘイ・オオタニ、爆破予告のターゲットにされるも信憑性はないと判明」と伝えたほか、ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』も「ソウルシリーズを前にドジャースのオオタニに向けた爆破予告があり、警察が捜査」との見出しで、現地の様子を報じた。
なお、『ロサンゼルス・タイムズ』によると「警察は犯人を虚偽の主張歴のある人物と特定した」という。
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文●SPREAD編集部
