ドジャースは26日（日本時間27日）、敵地で行われた古巣エンゼルスとのオープン戦に臨み、3－4でサヨナラ負け。最後のオープン戦を黒星で終えた。「2番DH」で出場した大谷翔平投手は2打席連続三振に倒れ、2打数無安打だった。
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■本拠地開幕戦へ「準備は整っていると確信」
韓国での開幕シリーズを終えて米国に戻ったドジャースは、エンゼルスとのオープン戦3連戦に臨んだが、大谷は結局6打数無安打に終わった。これで水原一平元通訳の解雇後、韓国での公式戦とオープン戦を含めて13打席連続で無安打となった。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、調子の上がらない大谷ついて「ここ数日、彼は少しバレルを欠いていた（打球に角度が付いていない）」と認めながらも、「韓国ではとてもよくバットが振れていた。明日はオフ。エンゼルスとの3試合では調子が悪かったが、彼は28日（同29日）に向けて準備が整っていると確信している」と話し、本拠地開幕戦となるカージナルスとの一戦に向けて不安を打ち消した。
地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は「オオタニを擁護すると、この（10年総額）7億ドルの男は最近、長年通訳を務めてきた水原一平氏の解雇につながった賭博スキャンダルへの対応に気をとられていた」と不調の原因に言及。その上で「チームはレギュラーシーズンが再開する時、オオタニがその鋭い集中力を取り戻し、ちょっとしたスランプから抜け出すことに期待している」と記した。
■「スイスのアーミーナイフのように万能」
苦しむ大谷だが、復調のキーマンとなりそうなのが、新たに通訳としてサポートしているウィル・アイアトン氏。本業はデータ分析で、「彼なくしてドジャースの11年連続ポストシーズン進出は実現しなかった」と話す関係者もいるほど優秀だという。
同監督も水原元通訳の後任としてアイアトン氏が就いたことに感謝。「彼は秘密兵器だ。本当に献身的な人間で、投打両面で高度なことをやってくれるし、先進的なこともやってくれる。今オフにはヤマモトやオオタニのことでも助けになってくれた。今は通訳もやっているし、何でもできる。まるでスイス・アーミーナイフのように万能だ」と賛辞を贈った。
通訳に裏切られたと話した大谷だが、今度はデータ分析のプロという顔を持つ新通訳の支えを得た形になった。通訳変更がプレー面ではプラスに働きそうな気配が漂っている。
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（SPREAD編集部）
