ドジャースは5日（日本時間6日）から敵地リグレーフィールドでのカブス戦に臨む。6日（同7日）には山本由伸投手が今季3度目の先発マウンドに上がる予定で、鈴木誠也外野手との直接対決が注目される。
また、7日（同8日）にはカブスの今永昇太投手が先発登板することになっており、見所の多いカードとなっている。
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■地元紙「山本が新たなオーラを発揮する」と期待
韓国での開幕シリーズではパドレス打線に打ち込まれたが、本拠地初登板となった前回のカージナルス戦は５回2安打無失点と好投した山本。今回はメジャー初勝利へ向けて、敵地でのカブス戦に臨むことになる。3日（同4日）にはブルペンで投球練習を行い、試合に備えた。
米地元紙『オレンジ・カウンティー・レジスター』は「ドジャースのヨシノブ・ヤマモト、遠征で新たなオーラを発揮する準備完了」と題した記事を公開し、期待を寄せた。記事によると、山本はブルペンで約20球投げた後、取材に対応。「前回は良い投球ができたと思っている。次回登板に向けてもしっかり準備ができている」と自信を見せた。また、シカゴのリグレーフィールドは気温2度という極寒が続き、ロサンゼルスとは15度以上違うが「自分のできることをやるだけ。自分のことに集中している」と意に介していない様子だったという。
2試合連続で本塁打を放つなど好調をキープしている鈴木との直接対決については、「年間通して対戦する機会はそんなに多くないと思うし、なかなか会えないので、会えることはすごく楽しみ」と話し、心待ちにした。
■グラブの位置より……“修正したのはメンタル”
山本はメジャー移籍後、ボールの握りが見えないようにセットポジションのグラブの位置を修正し、腹部につけていた。しかし、オープン戦や韓国シリーズで打ち込まれたこともあり、前回のカージナルス戦では日本時代に戻し、胸の前でグラブをセットした。山本はこれについて「セットポジションのグラブの位置は多少調整したが、それよりも落ち着いて投げることに重点を置いた」と振り返り、フォームよりもまずは精神的な部分を重視したと明かした。
ドジャースはすでにシカゴへ向けて移動を開始。球団公式X（旧ツイッター）は「今季最初の遠征」と記し、黒のチームウェアを身にまとった選手たちが飛行機に乗り込む姿を投稿した。そこには白のキャップを後ろに被った大谷翔平投手、カメラに向かって手を振る山本の様子が映っていた。
山本vs.鈴木、大谷vs.今永など今回のカードは見所満載。いつにもまして日本ファンの視線を集めそうだ。
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（SPREAD編集部）
