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エンゼルスのマイク・トラウト外野手は18日(日本時間19日)、敵地でのレイズ戦に「2番中堅」で先発出場。試合に敗れ3打数ノーヒットに終わったものの、四球で出塁し2盗塁。今季早くも5つめで、昨季の数字に並んだ。
◆【実際の動画】「あまりに速すぎる……!」2盗、3盗で楽々セーフのトラウト!今季は2度目の盗塁王も視野に
■依然として超エリートクラス
大谷翔平投手が抜けたエンゼルスの中で、32歳のトラウトが開幕から攻守で躍動している。ここまで19試合全てに出場し打率.270、メジャートップタイの8本塁打、OPS1.019。守備でも好プレーを連発、この日は6年ぶりとなる1試合2盗塁を決めるなど、全盛期のような活躍を見せている。
メジャー2年目の2012年には、49盗塁でア・リーグのタイトルも獲得しているトラウト。シーズン前には「今年はもっと盗塁をしたい」と語っていた通りの有言実行だ。近年はめっきり走らなくなって久しいが、実は走力自体は20代前半から全く衰えていない。
MLB公式『Baseball Savant』のデータを見ると、トラウトのスプリントスピードは昨季29.5フィート(約9メートル)/秒を計測。これはメジャー全体で上位4%に入る超エリートクラス。今季もここまで29.0フィート/秒とほぼ変わらず、世代別では3年連続ナンバーワン。リーグ全体でも19位に位置している。時速に換算するとおよそ31.8キロで、原付バイクと同等のスピードでフィールドを駆け回っているのだから、驚きだ。
故障さえしなければ、まだまだ世界最高峰に君臨できる。MVP3度を誇るレジェンドが、かつての輝きを取り戻すシーズンとなるか。
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Trouty just being the leader he is 👏@Angels l #RepTheHalo pic.twitter.com/4cxyOVxuFl
— Bally Sports West (@BallySportWest) April 18, 2024