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ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が、連日の本塁打で凄まじい打球を連発している。
7日(日本時間8日)のアストロズ戦で、打球速度118.8マイル(約191.1キロ)の7号本塁打を放ち、ドジャース大谷翔平投手の「今季最速本塁打」を更新すると、翌8日(同9日)には119.9マイル(約192.9キロ)の弾丸アーチで、大谷が菊池雄星投手から安打で記録した今季の「打球速度最速」も塗りかえた。
◆【実際の動画】ボールが潰れる……!スタントンのとてつもないフルスイング!ミサイルのような低弾道の打球が左翼スタンドへ
■「120マイル超え」を唯一、複数回記録
スタントンはこの試合、本拠地ヤンキースタジアムでのアストロズ戦に「5番DH」で先発出場。3回裏の第2打席に、相手先発スペンサー・アリゲッティ投手の4球目カーブをフルスイングすると、角度20度の低い打球が119.9マイル(約192.9キロ)のとてつもないスピードで左翼スタンドに突き刺さった。グシャッと潰れたような音が響き渡り、ボールは瞬く間に大観衆の中へと消えていった。
スタントンは怪力が自慢のスラッガーで、マーリンズ時代にはイチローとも同僚に。2017年に59本塁打を記録するなど、メジャーリーグでもナンバーワンクラスの打球速度を誇る。
MLB公式『Baseball Savant』のデータによると、スタットキャスト導入の2015年以降でスタントンが「打球速度最速」を記録したシーズンは3年連続(2016年~18年)含む過去4回。120マイル(約193.1キロ)を超えた回数では、アーロン・ジャッジ外野手、ゲーリー・サンチェス捕手、ロナルド・アクーニャJr.外野手、オニール・クルーズ内野手の各1回に対して“14回”と異次元の数字を残している。
確実性が低く空振りが多いため、昨季も打率.191と振るわなかったが、そのポテンシャルは誰もが認めるスタントン。今後もとてつもない一打で球場を沸かせてくれそうだ。
◆【実際の動画】ボールが潰れる……!スタントンのとてつもないフルスイング!ミサイルのような低弾道の打球が左翼スタンドへ
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119.9 mph Blast.
Big G one-ups himself 🤯 pic.twitter.com/wElCFgpCG9
— New York Yankees (@Yankees) May 8, 2024